ボリビア向け円借款貸付契約の調印: 財政支援を通じて、保健・医療、脆弱層保護に関する政策制度改善に貢献

【SDGsロゴ】貧困をなくそう

【SDGsロゴ】飢餓をゼロに

【SDGsロゴ】すべての人に健康と福祉を

2023年3月31日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、3月30日、ラパスにて、ボリビア多民族国政府との間で、「新型コロナウイルス感染症対応緊急支援借款」を対象として150億円を限度とする円借款貸付契約(Loan Agreement: L/A)に調印しました。

本事業は、新型コロナウイルス感染症拡大による社会経済的影響が深刻なボリビアに対して、保健・医療セクターの公共サービスの継続・拡大や同サービスの前提となる脆弱層の保護を図るための政策制度改善への財政支援を行うものです。ボリビアの経済・社会の安定及び開発努力の促進に寄与し、SDGs(持続可能な開発目標)1(貧困をなくそう)、2(飢餓をゼロに)、3(すべての人に健康と福祉を)に貢献します。

本事業は米州開発銀行(IDB)との協調融資枠組CORE(Cooperation for Economic Recovery and Social Inclusion)のもとでの保健分野の協調融資であり、IDBとの協力を通じて協力効果の拡大が期待されます。

事業の詳細は以下のとおりです。

1.借款金額及び条件

案件名 借款金額
(百万円)
金利(%/年) 償還期間
(年)
据置期間
(年)
調達条件
本体 コンサルティング・サービス
新型コロナウイルス感染症対応緊急支援借款 (COVID-19 Response Emergency Support Loan) 15,000 0.01 - 15 4 一般     アンタイド

2.事業実施機関
開発企画省(Ministry of Development Planning)
住所 Av. Mariscal Santa Cruz Nro. 1092 Casilla Nro. 12814 La Paz, Bolivia
TEL:+591-5085-0019

3. 今後の事業実施スケジュール(予定)
(1) 事業の完成予定時期:2023年12月(貸付実行の完了をもって事業完成)
(2) コンサルティング・サービス(詳細設計等)に係る招請状送付予定時期: 本事業において、コンサルティング・サービスの実施は予定されていません。
(3) 本体工事に係る国際競争入札による最初の調達パッケージの入札公示:本事業において、入札を伴う工事は予定されていません。