JICAが出資する信託基金”LEAP”を通じた支援(海外投融資):ウズベキスタン・ブハラ州における風力発電事業に対する融資

#7 エネルギーをみんなに。
そしてクリーンに
SDGs
#13 気候変動に具体的な対策を
SDGs
#17 パートナーシップで目標を達成しよう
SDGs

2023.04.26

JICAは、アジア開発銀行(ADB)の運用する信託基金「アジアインフラパートナーシップ信託基金(LEAP)」(注1)への出資を通じて、日本政府が掲げる質の高いインフラパートナーシップの促進に貢献しています。

この度ADBは、LEAPを活用し、ウズベキスタン共和国ブハラ州にて2件の500MWの風力発電事業を実施するためにスポンサーであるInternational Company for Water and Power Projects(ACWA Power Company)(注2)によって設立された特別目的会社との間で総額1億7,400万米ドルの融資契約に調印しました。このうち、8,700万米ドルはLEAPを通じて供与されます。

ウズベキスタンは化石燃料への依存度が高く、電力の大半を天然ガスでまかなう環境負荷が高い状態にあります。本事業は、中央アジア地域で最大規模となる合計1GWの風力発電施設を新たに整備することで同国のクリーンエネルギーによる電力供給量の増加とCO2排出量の削減を図るもので、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール7(エネルギーをみんなに そしてクリーンに)、13(気候変動に具体的な対策を)、17(パートナーシップで目標を達成しよう)に貢献します。

本事業のスポンサー企業であるACWA Power Companyは2008年に設立された中東最大級の再生エネルギー発電事業者で、発電所や海水淡水化プラントの開発、投資、運営を行っています。本事業は、ウズベキスタンのエネルギーセクターにおける民間投資の呼び水としてモデルケースとなることが期待されます。

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