JICAが出資する信託基金”LEAP”を通じた支援(海外投融資):インドネシア・中部ジャワ州におけるプラスチックリサイクル事業に対するブルーローンの供与

#13 気候変動に具体的な対策を
SDGs
#14 海の豊かさを守ろう
SDGs
#17 パートナーシップで目標を達成しよう
SDGs

2023.06.07

JICAは、アジア開発銀行(ADB)の運用する信託基金「アジアインフラパートナーシップ信託基金(LEAP)」(注1)への出資を通じて、日本政府が掲げる質の高いインフラパートナーシップの促進に貢献しています。この度ADBは、LEAPを活用し、スポンサーであるAlba Group Asia Limited(AGA)(注2)とPT Dhara Daya Sustainea (DDS)(注3)によって設立された特別目的会社との間で総額44.2百万米ドルの融資契約に調印しました。このうち、22.1百万米ドルはLEAPを通じて供与されます。

本事業は、インドネシア共和国中部ジャワ州にてプラスチックの素材となるポリエチレンテレフタレート(PET)のリサイクル事業に対して長期資金を供与するもので、国際的なガイドラインに基づいて認証された、ブルーローン(注4)になります。本事業は2025年までに本格的な操業開始を目指しており、年間48,000トンのリサイクルを実施する見込みです。本事業は、プラスチックごみの海洋排出量の削減のみならず、プラスチックの再生利用を通じた温室効果ガス削減による気候変動対策への貢献が期待されます。

インドネシアは世界で2番目にプラスチックごみの海洋排出量が多い国ですが、同排出量を2025年までに70%削減、2040年までにゼロに近づけることを目標としています。本事業は、世界的な問題となっているプラスチックごみの削減を図るもので、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール13(気候変動に具体的な対策を)、14(海の豊かさを守ろう)、17(パートナーシップで目標を達成しよう)に貢献します。

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