JICA海外協力隊(ボランティア)

目的・概要

国際協力の志を持つJICA海外協力隊は、現地の人々とともに生活し、異なる文化・習慣に溶け込みながら、草の根レベルで途上国が抱える課題の解決に貢献を目指して活動をしています。

3つの目的

  1. 開発途上国の経済・社会の発展への貢献
  2. 異文化社会における相互理解
  3. ボランティア経験の社会還元

【画像】

1972年に始まったサモアへの隊員派遣

1972年12月、大洋州地域ではじめての青年海外協力隊員の派遣から始まり、2022年には50周年を迎え、これまでに700名近いJICA海外協力隊がサモアへ派遣されています。サモアの人口は約20万人であることから、人口一人当たりの協力隊員の派遣数は、他の派遣国と比較して高い水準になります。これは協力隊員の活動がサモアに受け入れられ、サモア国民から高く評価されていることの証と言えます。

現在は、人的資源分野の支援が中心に

派遣開始当初は、公共・公益事業分野(土木や建築など生活サービスに関わる仕事)や農林水産分野を中心とした隊員を派遣していましたが、2000年代以降は、人的資源分野(教育やスポーツなど人を育てる仕事)を中心に、保健医療、身体の障害を持つ人や特別な支援を必要とする人たちへの支援などの協力も進めています。

JICA海外協力隊派遣人数(2023年8月31日時点)

分野 職種 人数
保健・医療 歯科衛生士 1
計画・行政 防災・災害対策 1
社会福祉 障害児・者支援 1
合計   3

【画像】

1990~1992年 土木 公共事業省

【画像】

2023年 歯科衛生士 サモア国立病院

【画像】

2014~2016年 小学校教育 イバ小学校

【画像】

2018~2020年 理学療法士 ロト タウマファイ ソサイエティNGO

【画像】

2022年 小学校教育 ファガリイ小学校

【画像】

2022年 獣医・衛生 動物健康・生産課

サモアの隊員が綴るブログ

サモア協力隊員の日常を日記としてお伝えするブログサイトです。異なる文化・習慣に飛び込んだ彼らが感じる、驚きや苦労、喜びが詰まった日記をぜひご覧ください。

帰国後も続ける、サモアへの社会貢献

協力隊任期を終え、日本に帰国した後も、情熱を持った帰国隊員は、青年海外協力隊サモアOB会(以下、サモアOB会)の仲間とともに、サモアへの社会貢献を継続しています。サモアOB会は、サモアが津波で大きな被害を受けた際には、募金活動を行い、駐日サモア大使館を通じて、サモアへ寄付金を届けました。また、サモアの文化や魅力を日本国内に発信するため、国際協力イベントであるグローバルフェスタJAPANや協力隊まつりに毎年参加し、日本とサモアの友好の懸け橋にも取り組んでいます。
サモアへ派遣前の協力隊員に対しては、壮行会を開催し、隊員OBからの激励やサモア現地の情報を提供したり、未来の隊員間のネットワークの構築にも取り組んでいます。

【画像】

サモアOB会、津波被害募金活動の参加者の皆さん(写真提供:サモアOB会)

最後までご覧いただいてありがとうございます。最新情報はJICA Samoa Facebookページでも発信していますので、ぜひ「いいね」とフォローをお願いします。