水産行政アドバイザー

種別:個別案件(専門家)
実施場所:ダカール
実施期間:2013年6月〜2015年6月
実施機関: 漁業・海事省 大臣官房

セネガル国の年間漁獲量は約40万トンで、そのうち約90パーセントが零細魚漁により漁獲されています。この零細漁業にはセ国就業人口の約11パーセント、約60万人が従事しており、また、同国国民の動物性タンパク質摂取量のうち約70パーセントは水産物が占めています。さらに、水産物の輸出量は、年間約10万トンで、セ国輸出総額の約12パーセントを占めている事からも、水産セクターはセネガル国において「貧困削減」「雇用創出」「食料安全保障」「経済」に貢献する重要なセクターとなっています。 JICAは水産行政アドバイザーを2001年度から海洋経済省水産局に派遣し、主に(1)水産資源の保全管理、(2)水産資源の有効利用、(3)活力ある漁村の振興、に資する案件の形成、フォロー、実施支援を行ってきました。2007年度以降はC/Pである漁業海事省(旧海洋経済省)の政策面での能力強化を主目的とし、大臣官房に配属している現在派遣中の専門家は官房所属のメリットを最大限に生かし、組織上流部門の情報収集、政策面でのアドバイス、リーディングドナーとして水産ドナー会合を牽引する役割等の活躍が期待されています。