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- 井川 太士さん「活動レポート」
- 職種
体育 - 派遣国
エチオピア連邦民主共和国 - 派遣期間
2010年6月〜2012年6月 - 出身
愛媛県
活動レポート
みなさん、デナ ナチュ?(アムハラ語で「元気ですか?」の意味)
アフリカのエチオピアという国で活動している井川 太士(いかわ たいし)です。私は、エチオピアのダングラという小さな町で体育教師として活動しています。当初長いと感じていた2年間でしたが、気付けばあっという間でした。
さて、昨年度末「語学の問題」を理由に受け持ちのクラスを失いました。私の任地で使われるアムハラ語は、首都でも使われている言語。エチオピア国内で第2言語となっている英語は、首都でこそよく使われていますが、地方では主に現地語が使われます。学校でも9年生から授業は全て英語で行われる事になっていますが、ほとんどの教師が現地語を使っているという現実。
隊員の多くが、汎用性のある英語の勉強に力を入れる反面、私は現地語であるアムハラ語に力を入れました。その結果か、今年度再びクラスを持つ事が出来ました。
また、12月に周辺地域の体育教員対象のセミナーを配属先で行ったり、生徒へのサッカー指導を行ったり、自分が選手として町のサッカークラブに参加したりと、昨年と同様の活動も続けています。
私は本来、人付き合いが苦手で、沢山話す事も好きではありません。赴任当初、エチオピア人の性格と語学の未熟さに今後どうなる事かと思っていました。しかし、こちらからエチオピア人に飛び込むことで、受け入れてもらえたように思います。
エチオピア人はプライドが高い故、外国人に対して失礼に映る言動をとることがあります。しかし、一度仲良くなるとみんな親切で面倒見が良い。最近では、活動を通して多くの人と面識ができ、町の至る所から挨拶が飛んできます。現在活動が行えているのは、そういった人間関係がもっとも大きいと言えます。そんな中で、エチオピアにない工夫や考え方を少しでも伝えられたらと思っています。
配属先で開いた体育セミナーの一コマ
ティムカットと呼ばれるお祭り。任地にて大勢の人が教会へと向かう。
セオリーの授業
アムハラ語の向上によって生活が劇的に変わった経験を活かし、最後に後輩隊員に向けたアムハラ語勉強会を開いて帰ろうと思います。
ヒューマンストーリー(Before 派遣前)
参加動機は?
自分には多くの経験が必要だと思ったから。
応募にあたってのセールスポイントは?
小学校と高校(定時制)で講師として働いていたので、学校で多くの世代(年齢)と関わったことがある。
応募にあたってのウィークボイントは?
言語が不安
試験に際して、苦手分野をどう克服しましたか?
体重を増やして、健康診断に備えた。
応募にあたって何か特別なことをしましたか?
健康の維持増進。
応募者へのアドバイスをお願いします!
やりたいと思ったら挑戦したらいいと思います。活動後にちゃんとしたアドバイスができると思います。
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