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- 職種
- 理数科教師
- 派遣国
- ザンビア
- 派遣期間
- 2013年7月〜2015年12月
- 出身
- 愛媛県
ザンビアで「日本人」として理科を教える
私は理科の先生として活動しています。ザンビアの学校で一人の教員として、他の先生たちと同じように授業をもち、現地の中学生に理科を教えています。
授業では実験の導入や「暗記中心」から「考える授業」への転換を目指して活動していますが、うまくいかないことも。また「これが文化の違いか」と思い知らされることもしばしばです。
そんな中、私が忘れないようにと思っているのは、私は「日本人」であり、彼らも「日本人」を望んだということ。人を知って、文化を知って、理解して寄り添いながらも、最後は「日本人」としてこの学校にいなくちゃと思っています。
辛いこと、大変なことを運んでくる彼らは、また自分を癒して励ましてくれるその人だったり。右に曲がって左にぶつかりながらも、それ自体を楽しんでやれと自分に言い聞かせながら、日々過ごしています。
ザンビア
登校時の朝日
活動中の様子
「はい!はい!はい!」
元気がいい!というのは授業をしていても嬉しいもの。
なにか問いかけると元気に返答してくれる姿はザンビア人の人懐っこさを象徴しているのかなと思います。
しばしば質問内容すらわからないけど手を挙げる姿がなんとも彼ららしい。
日常生活の大好きな風景
- 日常
体は大きく、大人びて見えるけど彼らはまだまだ中学生。やんちゃをしたかったり、遊んだり、悩んだり、それらは基本的に変わらない。ずっと自分がここに来た意味を探していますが、最近ではこんな何気ない彼らの横顔の中にそれがあるように思っています。 - 校舎裏
私のお気に入りの風景。視界いっぱいに広がる風景はまさにアフリカ!でも、これ校舎裏なんです。 - シャーニ?
「シャーニ?」は現地語で「元気?」の意味。通学路で子供に会うと、現地語の挨拶の嵐が待っています。中にはずっとついてくる子供も。この子はそんな子どもの一人です。ただの単語のやりとりですが、この愛くるしい笑顔に一日の元気をもらいます。
生徒たち
校舎裏の風景
通学路で出会う子ども
家族や仕事仲間「サイエンスラボにて」
サイエンスラボにて
同僚の理科の先生との一枚です。
場所は理科実験室でこの6月に我ら理科教師にあてがわれたばかりのところです。机のように見えるのは通称「モバイルラボ」で、いわば移動可能な実験室。これで基本的な実験はこれを使えばできるようになります。先生たちもよろこんでいましたが、一番喜んでいたのはどうやら私みたいでした。
大好きな現地のご飯「ンデファーヤ ウヴァリ (シマちょうだい)」
ザンビア人が愛してやまないザンビアの伝統的な食事です。
白いかたまりは主食のシマ(現地語でウヴァリ)、白とうもろこしの粉末を火にかけた水に溶かしながら混ぜて作ります。そして写っているおかずは、煮豆に塩で味付けをしたもの。他には鶏、牛、魚、野菜炒めと一緒に食べるのが一般的です。
写真は給食のおばちゃんとシマ、学校の給食センターにて。
お祭り or 音楽「飲んで、飲んで、踊って、飲んで」
ザンビア人はBarが大好き!ここは家から近くにあるBarで休日には真昼間にもかかわらず、お酒で気分良くなった人々を見かけます。 中には休日平日関係ないぞ、という強者も。そんな彼らは気分が良くなったら、踊り始めます。飲んで踊って、踊って飲んで。彼らほどお酒が強ければ、一日中飲んで踊ることもできるのかも。
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