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- 派遣国
- インドネシア共和国
- 派遣期間
- 2011年10月〜2013年10月
- 出身
- 徳島県
日本語学科の先生方と(前列右端が廣田さん)
廣田さんにインタビュー!
2011年10月にインドネシアに着任し、現地語学訓練を経て11月にここマカッサルに赴任しました。
予備知識もあまりなくやってきたマカッサルですが、想像以上に住みやすい街なので、安心しています。来る前に先輩隊員の方からは、「何でもあるから、何も持ってこなくて大丈夫だよ。」とお聞きしていましたが、ほんとにその通りでした。大きなショッピングモールがあり、日用品はもとより、しゃれたバティックの服まで買うことができます。
活動先のハサヌディン大学には、ペテペテと呼ばれる乗合バスに揺られること30分。緑の多い広大なキャンパスの一角に日本語学科があります。4学年で約370名の学生が在籍し、毎日日本語学習に取り組んでいます。
学期途中での着任でしたので、12月までは主に他の先生方の授業見学をさせていただきました。1クラスの人数が40名近くになるので、グループに分けて発表形式で行う授業が盛んに行われていました。日本事情のクラスでは、写真のように「日本の経済危機」といった社会的なテーマから、「歌舞伎」や「能」といった日本の伝統文化に至るまで緻密に調べあげた発表を聞くことができました。また、漢字のクラスでは、パワーポイントを上手に使ったグループ発表がありました。
2月からの新学期は私も会話クラスをお手伝いします。マカッサル在住の日本人の方をゲストにお招きしようと計画を練っているところです。
2012年1月26日、配属先のハサヌディン大学文学部主催のインターナショナルセミナーがあり、テーマは「民族特徴の形成における人文科学の役割」ということでした。外国人講師として、アメリカ人、フランス人、中国人、そして日本人の私が時間をいただいてそれぞれの母語について、あるいは自国の文化の特徴などについて話しました。
私は浴衣を着て、『阿波踊り』についてインドネシア語で発表しました。日本が大好きな人たちが多いので、阿波踊りに大変関心を持ってもらえたようです。パワーポイントを使った発表のあと、同僚を巻き込んで実演も行いました。その後学科長が阿波踊りを覚え、私の家に招いたときに、一緒に踊ってくれたことが印象に残っています。
3月2日、3日の両日は日本語学科主催の「ひな祭り」イベントが盛大に行われました。これは、毎年の行事のようで今年で3回目だということです。『茶の湯』と『生け花』のワークショップでは、JICAのJVの人にも協力してもらいました。私は、1ヵ月前ぐらいから日本語学科で歌の好きな学生を募り、『うれしいひな祭り』の歌を練習してきた成果を披露しました。本番は学生が考えた振付もつけて、大熱演でした。
※廣田さんのレポートは徳島県HP「とくしま国際協力使節からのレポート」に掲載されています。
日本語学科の学生たち
インターナショナルセミナーで『阿波踊り』についてインドネシア語で発表する廣田さん
本番前の練習時に撮った合唱団の学生たち。歌詞の一部に『桃の花』があるので「何か一つピンクのものを身につけてきてね」と言うと、こんなにあでやかなピンク色集団となりました
「うれしいひな祭り」の歌と踊り
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