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- 本田 遼子さん「あたたかい国ラオスでの生活と活動」
- 職種
- 助産師
- 派遣国
- ラオス
- 派遣期間
- 2015年1月〜2017年1月(26年度3次隊派遣)
- 出身
- 愛媛県
ラオスでの活動内容と生活
(1)私の配属先の郡病院は月に約50件の出産があり、毎日妊婦健診を行っています。ラオスでもエコーや赤ちゃんの心音を聴くための機械を使うことが増えていますが、手の感覚で状態を調べることがほとんど。妊婦健診を行うのは主に看護師や助産師なので、技術指導を行いながら、私自身も鍛えられています。
(1)妊婦健診
(2)地元の小学校で手洗い・歯磨きの講習会を開きました。歯磨きトレーニング中の一コマ。子どもたちは歯医者さんが教えた通りに上手に歯を磨けていました。健康に成長するための大切な活動だと実感しました。同任地隊員と協力して日本の遊びなども取り入れ、笑顔あふれる活動になりました。
(2)健康教育
(3)ラオスの移動ではトラックの荷台に乗車するドイサンという小型バスをよく利用します。私の任地は近くの都心部から30km離れているので、ドイサンに現地の人と乗車し移動します。料金は距離や場所により異なります、30kmの移動で230円ほど。乗り降りの融通が利きやすく、ドライバーに道順を説明しながら、目的地に連れて行ってもらいます。荷物も一緒に運びますが、食用の生きたオオトカゲと一緒に乗っていた時はビックリしました。
(3)ドイサン
(4)病院では週に1回半日かけて、医者や看護師、学生などスタッフみんなで協力して掃除をします。病院を清潔に保つことも課題の1つ。暑いので、熱中症、日焼け対策をして臨みます。郡病院の女性スタッフは伝統衣装であるシンという巻スカートに白衣を着て働いています。
(4)病院清掃
(5)3月8日婦人の日に合わせて病院の女性スタッフだけでの旅行がありました。メコン川でタイヤチューブに乗って遊びながらビールを飲んだり、バスの中でカラオケ大会をしたり。ラオスの女性はとてもパワフルです!
(5)スタッフと旅行
(6)「ピン:焼く+カイ:鶏=焼き鳥」私の任地はラオスの中で1番焼き鳥が美味しくて有名な街です。病院の昼食でもみんなでよく食べます。1羽串焼きにタレがしっかり染み込み、おいしくて大好きな1品。
(6)ピンカイセノー
(7)少し照れ屋だけど、一緒に遊べばすぐお友だちになれるのは日本でも同じですね。そして、小さなころから目上の人たちに対して手を合わせて「サバイディー(こんにちは)」と挨拶することを教えられています。真ん中の女の子は体調を崩して自宅で点滴中の一コマ。自宅でも病院でも家族全員で看病するのがラオススタイルです。
(7)ラオスのこども
(8)病院ではよくこの部屋で昼食を食べさせてもらっています。主食はもち米で、竹でできた蓋付きのかごに入れて、みんなが持ち寄ります。おかずは焼き鳥などを買ってきたり、唐辛子をふんだんに使ったパパイヤサラダを作ってくれます。
ラオス人は食事や、お酒を飲む時には必ず数名で食卓を囲みます。独り暮らしもほとんどしません。家族で暮らし、家族・友人と食べ、みんなで子育てをする、人と人の距離がとても近くに感じられます。
(8)職場での昼食
(9)仏教の国ラオスでは早朝からお寺へ行き、お祈りをして托鉢を行うことが生活の一部となっています。朝からお経を聴き、托鉢を行うことで気持ちがスッキリするので私も好きな時間です。毎日道端で托鉢を行う人もいますが、月の満ち欠けによって平日もお寺に行き托鉢をする日があります。托鉢でスタッフが遅刻することもよくあり、はじめは驚きました。こんなラオスタイムの中で私も生活しています。
(9)托鉢
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