農業の作業を「見える化」する、NFCタグを使用した農場管理システムについて意見交換を行いました!

2021年5月7日

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意見交換の様子1

2021年4月

2021年4月下旬、株式会社スカラ様と株式会社大和コンピューター様がJICA筑波にお越しになり、JICAが途上国の技術者・行政官向けに実施している研修の関係者などと意見交換を行いました。

意見交換の内容

「持続可能な農業の追求~生産者が学び、高め合い、チャレンジできる産業へ」をビジョンに掲げ、ICTを活用し社会課題解決に取り組む両社は、現在、「NFCタグを使用した農場管理システム」の普及展開を行っています。

NFCとは“Near-Field Communication”の略で、日本語では「近距離無線通信」と訳されます。農場に設置したNFCタグをスマートフォンでタッチすることで、簡単に作業実績を記録でき、「いつ」、「どこで」、「誰が」、「何を」、「どの程度」行ったか、という農場の作業を「見える化」するシステムです。

NFCタグ利用イメージ

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意見交換の様子2

当日は、このシステムを紹介いただいた後、JICAが実施する研修事業や海外で使用する上での課題(記録するモチベーションの維持、記録漏れを防ぐ方法、使用端末など)について、意見交換を行いました。

スカラ様からの一言

ワンタッチの仕組みには、驚きと共に様々な期待も寄せられました。「見える化」は手段に過ぎず、生産者がもっとチャレンジできる世界の実現に向け、その第一歩を農業共創ハブから踏み出せたらと思います!

お問い合わせ先

JICA筑波では、日本の製品・技術を途上国の技術者・研究者などに紹介するため、今後も、このような意見交換の場を設けていきます。ご関心をお持ちの方はぜひ以下にご連絡ください!

JICA筑波 研修業務課
メール:tbicttp@jica.go.jp