専門家ブラッシュアップ研修(未利用資源の堆肥化と生産物の流通まで)を実施しました!

2021年11月26日

2021年11月9日、JICA筑波は「未利用資源の堆肥化と生産物の流通まで」と題した研修を実施しました。当日は来訪で2名、オンラインで21名が参加。研修の様子と参加者の声をご紹介します。

研修概要

雨季・乾季のある地域や半乾燥地域では、利用可能な植物由来バイオマス生産量が少なく、土壌肥沃度維持のため利用できる有機質資源量に限りがあります。このため、農業生産と関連する非農産物的効果に関与する土壌の質、土地の保全等の機能維持が困難となっています。

現地(地域コミュニティ)で未利用となっている有機質資材のコンポスト化(堆肥化)、コンポスト(堆肥)の品質、作物への利用法を紹介することを目的として、この研修は開催されました。

講師は、JICA筑波で研修指導を務める梅宮氏、農研機構の古賀氏、JICA経済開発部の仲田氏が務めました。これら講師に加え、現地で活動・調査を行っている有限会社ドンカメ・小久保氏、株式会社関東農産・真鍋氏(それぞれ草の根技術協力事業、中小企業・SDGsビジネス支援事業で事業を実施中)からも、現場での経験についてお話しがありました。

【画像】

JICA筑波・梅宮氏より研修の説明

【画像】

有機質資材の肥効見える化サイトの紹介(農研機構・古賀氏)

【画像】

東ティモールでの草の根技術協力の経験を紹介(有限会社ドンカメ・小久保氏)

【画像】

タイにおけるビジネス展開について紹介(株式会社関東農産・真鍋氏)

【画像】

フードバリューチェーンの役割について説明(JICA経済開発部・仲田氏)

参加者の声

来訪及びオンラインの参加者からは、以下の様な感想・意見が寄せられました。

  • 国内の先端研究と途上国現場、双方の発表を聞くことができ、有意義なセミナーだった。
  • 現場で苦労した活動についても盛り込まれていたので勉強になった。
  • 途上国で業務する専門家が多いので、途上国の堆肥、有機肥料などの適用事例の紹介を多くやってほしい。

JICA筑波では、今後も現地や専門家のニーズにこたえる研修を企画して参ります!

研修企画、参加にご関心をお持ちの方は、ぜひ以下の「お問い合わせ先」にご連絡ください!

お問い合わせ先

JICA筑波 研修業務課
メール:tbicttp@jica.go.jp