専門家ブラッシュアップ研修(灌漑分野の人材育成)を実施しました!

2022年1月5日

2021年10月28日、JICA筑波は「灌漑分野における人材育成の教育研修を見るーマラウイを事例として」と題した研修を、約20名の参加を得、完全オンラインで実施しました。研修の様子と参加者の声をご紹介します。

研修概要

農業生産の安定及び生産量の向上に向け、灌漑システムの果たす役割は大きく、多くの国で開発が進められています。JICAも、灌漑開発及び維持管理のための技術協力プロジェクトを様々な国で実施。JICAが蓄積した技術・知見を、今後の途上国での技術指導にさらに広げ、役立てることを目的として、この研修は開催されました。

講師には、長年アフリカをはじめとする開発途上国で灌漑開発の専門家としての経験を積む元マラウイ国中規模灌漑開発管理プロジェクト・チーフアドバイザーの土井康弘氏を迎えました。マラウイ国で実施されていた中規模(凡そ10~100ヘクタール未満)灌漑開発の事例紹介や、実際に現地の技術者、普及員などに指導を行う際に使用した教材を用いた講義の他、水文量の確率統計解析を行う実習も行われました。

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マラウイプロジェクトの紹介ビデオも流しました

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灌漑(可能)面積の求め方

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Excelで演習も行いました

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ザンビアでの地下水位計測の様子

参加者の声

  • 実際のプロジェクトの活動内容は参考になりました。
  • Excelでの演習は途中からついていけなくなってしまいました。灌漑農業には、数学・統計的な知識が必要であると知りました。今後の研鑽に役立てたいです。
  • 海外での業務経験を外部で発表する機会が近々あり、聞き手に興味を持たせながら説明する今回のセミナーの進め方が大変参考になりました。

お問い合わせ先

JICA筑波では、今後も現地や専門家のニーズにこたえる研修を企画して参ります! 

【ご参考】 

研修企画、参加にご関心をお持ちの方は、ぜひ以下の「お問い合わせ先」にご連絡ください!

<お問い合わせ先>
JICA筑波 研修業務課
メール:tbicttp@jica.go.jp