- トップページ
- 日本国内での取り組み
- JICA筑波
- 事業の紹介
- 農業共創ハブ・農業農村開発人材アカデミー
- 最新ニュース
- 専門家ブラッシュアップ研修(スマート農業Day@JICA筑波)を実施しました!
2022年1月14日、「スマート農業Day@JICA筑波-スマート農業機器の実証報告会&農薬散布ドローン説明・実演会-」研修を実施しました。午前は農業共創ハブによるスマート農業機器の実証報告・ディスカッション、午後は株式会社エアトリビューン様による農薬散布ドローンの説明・実演を実施しました。当日は来訪・オンラインで約30名の方が参加。当日の様子と参加者の声をご紹介します。
研修概要
「スマート農業Day@JICA筑波」と題した本研修は、丸一日を使ってスマート農業技術(特に、水管理システム・環境モニタリング・農薬散布ドローン)を見て・学び・議論することを目的に実施されました。
午前は、農業共創ハブによるスマート農業機器の実証報告とディスカッション。初めに西川拓生(JICA筑波 農業共創ハブ)より、株式会社farmo様の水田ファーモとハウスファーモを事例として実証報告を行い、途上国開発への活用におけるポイントを提示。続いて、野口拓馬(JICA筑波 農業共創ハブ提案者/研修業務課長)のファシリテートのもと、開発プロジェクトや研修事業でのスマート農業技術の活用可能性について、参加者と議論が行われました。
西川による実証報告
ディスカッション
農業共創ハブは1)農業技術にかかるビジネスマッチング・2)新規農業技術の研修事業への導入・3)農業開発人材の育成の3つの柱を軸に活動を展開しています。本研修は、1つ目の柱の一環としての実証で得た知見・情報を、3つ目の柱(専門家ブラッシュアップ研修)で専門家に還元し、ディスカッションを通じて2つ目の柱(開発・研修への導入)の検討に繋げるという、3つの柱を結び付けハブとしての役割を発揮することを目指す試みとなりました。
午後は、エアトリビューン山口氏からの農薬散布ドローンの概要・株式会社石川エナジーリサーチ様のAgri Flyer typeRの説明・資格や免許の解説の後、圃場で農薬散布ドローンの模擬散布飛行を実施。最後に質疑応答・意見交換を行いました。デモ飛行には研修参加者に加えJICA筑波所内からも多くのスタッフが見学し、関心の高さが伺えました。あいにく強風の中での実演となりましたが、強風時のドローン操作の難しさ・農薬ドリフトの起こりやすさを現場で実感し理解する貴重な機会となりました。
山口氏による説明
機体説明
模擬散布飛行
参加者の声
参加者からは、以下の様な感想・意見が寄せられました。
- 最新機器で収集したデータを、現地の普及課題に沿うようにC/Pと分析したいと思った
- 実証結果や業務経験等から途上国への導入可能性を聞くことが出来て良かった
- 圃場で得たデータを見て、強風の中でのドローン飛行を体感できるのは、農業共創ハブのハイブリッド研修の醍醐味である
JICA筑波では、今後も現地や専門家のニーズにこたえる研修を企画して参ります!
研修企画、参加にご関心をお持ちの方は、ぜひ以下の「お問い合わせ先」にご連絡ください!
お問い合わせ先
JICA筑波 研修業務課
メール:tbicttp@jica.go.jp
scroll