専門家ブラッシュアップ研修(Global Warming and Changes in the Hydrological Cycle)を実施しました!

2022年6月30日

2022年5月30日、JICA筑波は「Global Warming and Changes in the Hydrological Cycle」と題した研修を実施しました。当日は来訪で5名、オンラインで4名の方に参加いただきました。研修の様子と参加者の声をご紹介します。

研修概要

地球温暖化は20世紀半ばより人類の重大な関心事になっており、干ばつや洪水の増加、海面上昇を含む気候変動を引き起こしています。その結果として洪水・土砂災害、高波災害、頻繁な干ばつによる被害などをもたらしています。更に、地球温暖化は集水地域における水循環の変化をも引き起こしていることが明らかになりました。このような現状から、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)のもとで世界中の研究者が地球温暖化に取り組んでおり、2021年には気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第6次評価報告書(AR6)において、これらの研究による発見が取りまとめられました。

本研修は、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第6次評価報告書(AR6)に掲載された様々な知見を通じて、気候変動や世界の水循環に関する基本的な知識を学び、新潟の豪雪地域の山岳地帯の集水域の事例研究により、気候温暖化がどのように水循環に影響を与えるかを理解することを目的として、開催されました。

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JICA筑波・杉山氏より授業科目の概要の説明

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講師には、新潟大学で長年教鞭をとっておられるAndrew Whitaker准教授にお越しいただきました

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今回の専門家ブラッシュアップ研修には、筑波大学で学ぶJICA留学生も参加しました

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日本人専門家だけでなく、留学生から活発な発問があったことが印象的でした

JICA筑波では、今後も現地や専門家のニーズにこたえる研修を企画して参ります!

研修企画、参加にご関心をお持ちの方は、ぜひ以下の「お問い合わせ先」にご連絡ください!

お問い合わせ先

JICA筑波 研修業務課
メール:tbicttp@jica.go.jp