「つくばちびっ子博士2021」開催報告~オンラインのわくわく体験ができました~

2021年9月8日

 JICA筑波は、つくば市・つくば市教育委員会が主催し毎年夏休み時期に開催する小学生向けイベント「つくばちびっ子博士2021」にオンライン形式で参加。茨城県つくば市在住以外のちびっ子も参加し、わくわく・楽しいイベントになりました!当日の様子をご紹介します。

【開催日・イベントタイトルなど】
1. 開催日:2021年8月4日(水)・16日(月)・17日(火)・18日(水)・19日(木)・23日(月)
2. 会場:すべてオンライン(つくば市高野台3-6のJICA筑波からZOOM配信)
3. イベントタイトル・概要:
(1)目指そう!国旗博士:世界の国旗・国の名前のクイズ、好きな色で国旗を作るぬりえなど
(2)絵本でSDGs(持続可能な開発目標)博士になろう!はじめの一歩:西アフリカ(ブルキナファソ)の絵本の読み聞かせ、国にまつわるクイズ、SDGsカードを使った学びなど
(3)お米博士になろう!:世界のお米のサンプル(事前に送付)を見ながら、特徴・育て方を学び、JICA筑波で勉強している国の人たちと交流、JICA筑波の田んぼや畑のドローン映像による紹介など

たくさんの「国旗博士」誕生!「目指そう!国旗博士」

8月4日の国旗イベント参加者

8月19日の国旗イベント参加者

クイズ優勝者に贈られたオリジナル国旗メダル

国旗 スタッフ写真

 
 「目指そう!国旗博士」では、いくつかの国旗に込められた意味を聞きながら、白抜きの国旗プリントに色鉛筆で色を塗っていく「国旗ぬりえ」や、その国の有名なもの、どこにあるかなどのヒントを聞きながら、早押しで国の名前を当てる
「早押しクイズ」など、参加型でわくわくするプログラムがありました。


 オンライン実施としたことから、プログラムには、つくば市だけでなく関東地方の他地域や海外を含めて、計21組26名のちびっ子(小学生)が参加してくれました。


「早押しクイズ」では、想像以上に国旗や国の名前をよく知っているちびっ子が多く、出題者のJICA筑波スタッフも驚きました。


クイズは息詰まる一点勝負の早押し対決となり、優勝した
ちびっ子には特製の国旗メダルが贈られました
(終了後にちびっ子に送付)。



 今年は東京2020オリンピック・パラリンピック大会があり、様々な国旗を見る機会が多い年でした。



今回のイベントが、ちびっ子たちにとり、国旗の意味やその国の成り立ち、そこで暮らす人々の願いや生活にも関心を持ってもらえるきっかけになれば、JICAスタッフとして非常に嬉しく思います。

絵本を読んでSDGs博士に!「絵本でSDGs博士になろう!はじめの一歩」

読み聞かせ_絵本2冊

読み聞かせ_SDGs初級博士認定証

読み聞かせ_スタッフ写真

 プログラムは、今年リニューアルオープンしたJICA筑波図書館「ライブラリーまつむら」からお送りし、参加したちびっ子たちと「わたしはだれ?Who am I?(ノーブスミー作・絵、出版ワークス)」「みずをくむプリンセス(スーザンヴァーデ作、ピーター・H・レイノルズ絵、さ・え・ら書房)」というSDGsに関係する2冊の絵本を読みました。また、絵本にでてきた西アフリカのとある国(ブルキナファソ)の様子を、JICA海外協力隊として現地で活動したことがあるJICAスタッフが、写真やクイズを交えて紹介しました。プログラムには、つくば市以外からも、茨城県内、東京都などからちびっ子総勢25名が参加してくれました!

 ちびっ子からは「ブルキナファソにはどんな動物がいるの?」「主人公のお誕生日は?」など、ちびっ子ならではの視点での質問があり、JICA筑波スタッフはほのぼのした気持ちに。一方、「SDGsの目標9『産業と技術革新の基盤をつくろう』とは具体的にどういう意味ですか?」など、SDGsの予習をしてきた様子のちびっ子からの難しい質問もあり、感心しました。

 最後には、絵本の内容を振り返りながら、関係するSDGsのゴール探しをしました。事前に送ったSDGsのゴール別のシールを、JICA筑波スタッフ特製の「チャレンジ読書カード」(左側に本のタイトル、右側にSDGsシールを貼る欄を作ったカード)に貼るワークを行い、大盛り上がりでした!参加したちびっ子には、明日からできる「地球によいこと」を考えはじめる時間になったようです。

ちびっ子がお米博士に!「お米博士になろう!」

お米クイズに挑戦!

フィリピン・リチェルさんが美味しそうなフィリピンのお米料理を沢山紹介してくれました。

みんなで世界のお米セットを観察しました!

お米博士認定証!

 毎年、「つくばちびっ子博士」参加者の皆さんから好評をいただいているプログラム「お米博士になろう!」。

これまでは、ちびっ子の皆さんと一緒に、お米を使った楽器や万華鏡づくりに挑戦してきましたが、今年は事前にお送りした日本米、インディカ米、ネリカ米が入った「世界のお米セット」を手に、日本と世界のお米の違い、どうやってお米が作られるのかなどを楽しく学んだあと、お米クイズに挑戦しました!

 1回目(8月18日)では、ブータン出身のナムゲイさんが、
2回目(8月23日)にはフィリピン出身のリチェルさん
(2人とも、筑波大学で日本の技術・知識を勉強しているJICAの研修員です)が、ゲストとして登場し、自分の国のお米事情を紹介してくれました。

見たことのないカラフルで美味しそうなお米料理にちびっ子の皆さんは興味津々でした!

 最後に、JICA筑波の田んぼや畑でお米が育っている様子を
ドローンで撮影した「JICA筑波 空中散歩動画」を皆で楽しんで終了しました。

参加したちびっ子の皆さんは、お米について詳しくなっただけでなく、お米を通して世界とのつながりを感じたり、
世界の色々な国に関心を持ったようでした。

ちびっ子の皆さんには、JICA筑波から「お米博士認定証」を
お送りしました!

参加したちびっ子たち、保護者の皆さんの声

● 「(ちびっ子)外出ができない夏休みだったのでこの日が楽しみだった!いつもから国旗が好きだけれど、もっと好きになった」「(保護者)とてもよい機会だったので定期的に開催してほしい。JICAのスタッフの皆さんが各国に行ってどんな仕事をしているのかも聞いてみたい」(目指そう!国旗博士)

● 「(保護者)ブルキナファソのお話を聞いて、自分の普段の生活が当たり前ではないことを知ったようです。」「(ちびっ子)実際に現地に行った人のお話しが聞けたのが良かった。」「(ちびっ子)世界の事をもっと知りたいと思いました。」(絵本でSDGs博士になろう!はじめの一歩)

● 「(ちびっ子)世界にはお米の種類がたくさんあることを知ってびっくりした!」「(ちびっ子)自分でもお米を植えてみたいと思った。」「(保護者)親子で楽しく学ぶことができた。」「(保護者)子供達に夏休みらしい体験をさせてやることができました。」(お米博士になろう!)

JICA筑波では、感染予防対策を万全にしたうえで、これからもちびっ子の皆さん、市民の皆さんに、世界や国際協力への関心や理解が広がるプログラムを工夫し、企画してまいります。
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