【報告】「選ばれる茨城県」を目指して~茨城県・JICA筑波のタッグで介護分野のベトナム人材向け来日前研修を実施!

2022年4月13日

JICA筑波は、2020年に茨城県との間で外国人材の受入等に関する連携覚書を締結し、外国人材から「選ばれる日本」、「選ばれる茨城県」となるような取組を協力して進めています。

この覚書に基づく県との連携事業の一つとして、2022年2月15日、茨城県が県内介護施設で受け入れ予定のベトナム人材を対象に、現地パートナー機関及び日本側のJICA事業関係機関の協力のもと、オンラインでの来日前研修を実施しました。当日の様子をご紹介します。

仕事だけでなく、日本文化、ビジネスマナーについても紹介!勉強中の日本語の実践も!

オンライン研修で介護の仕事について説明している様子

研修の最後に受講者、実施関係者で笑顔の集合写真

研修は、主催した茨城県外国人材支援センター長から「来県に向けてしっかりと勉強を頑張ってほしい」との温かい挨拶で開始。引き続き、介護の仕事、日本の文化、日本のビジネスマナーについて、ベトナム語の通訳を介しながら、テンポよく3時間の講義を行いました。

講師からの声かけに、ベトナム受講生は、学習中の日本語を使って笑顔で受け答えをしていました。「日本文化で興味があることは?」という講師の質問に、「生け花」というベトナム受講生の回答があると、講師がさらに「介護施設で、利用者の方と一緒に生け花ができるかもしれませんね」、とコメントするなど、双方向のコミュニケーションを取りながら研修は進みました。このようなやり取りを通じて、ベトナム受講生は、実際に来日した際の日本での仕事を少しイメージすることができたようです。

研修後のアンケートでも、受講者の理解度や満足度は高く、これから来日し、茨城県で介護の仕事をするうえで、参考となる事前学習の機会となったようです。

日本で働く開発途上国の人材は、今後も増えることが予想されます。そのようななか、JICA筑波は、自治体など、様々な機関と連携し、外国人材の受入れ支援、地域での共生社会づくりに取り組んでいきます。