所長あいさつ

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ウガンダは往年のイギリス宰相チャーチルが「Pearl of Africa(アフリカの真珠)」と呼んだように、緑が多く、美しい自然風土を持ち合わせています。さらに、近隣5カ国に隣接しており、外港(ケニアのモンバサ港)を結ぶ要所に位置していることから、周辺地域の安定と発展を推進する上でも重要性が高いとされています。

しかしながら、ここウガンダの人々の生活に目を転ずると、未だ苦しい生活を余儀なくされています。地方(主に北部)では、80年代に内戦が長く続いたたこともあり貧困削減が大きな課題となっており、地域間格差も顕著です。さらに、難民に対しては寛容な政策をとっていることから、近年隣国から大変多くの人々が難民として流入・定着しています。

一方、町の中心部では、日々の生活のために遅くまで働き、そして、必死になってたくさんの荷物を運ぶ人々。多くの物と人が行きかいエネルギーに満ち溢れています。人々は温和で家族と人との絆を大切にしている姿が印象的です。

ここウガンダの人々がより豊かになるために、地域格差縮小を念頭においた生活水準の向上が大きな課題です。ウガンダ共和国に対する我が国の援助方針では「経済成長を通じた貧困削減と地域格差是正の支援」を大目標として掲げ、JICAはそれに沿った事業を展開しています。

さらなる経済成長に貢献しつつも格差拡大には配慮する、まさに「Inclusive Growth(包摂的な成長)」を念頭に、さらには持続可能な開発目標(SDGs)で謳われる理念「誰一人取り残さない-No one will be left behind」に呼応し、この国の発展とウガンダの人々の生活の質の向上に寄与する事業を計画・実施していきたいと考えています。

ウガンダ事務所
所長 深瀬 豊