企画展『地球で生きる』連動イベント エチオピアに学ぶ 森林とコーヒーの輪

2020年11月4日

エチオピアについて知ろう!

JICA海外協力隊としてエチオピアに行っていた方の体験談を聞いてエチオピアについて学びました。

10月25日(日曜)に、エチオピアについて学びながら、コーヒー豆を使ってアクセサリーを作りました!
今回はなごや地球ひろば1階にて開催中の企画展「地球で生きる」と連動した
イベントです。展示の中でご紹介している、JICAがエチオピアで行っている森を守る取り組みと関連して、エチオピアでJICA海外協力隊として活動されていた西田香奈子さんをゲストスピーカーとしてお呼びしました。

まずは西田さんより、エチオピアの概要、現地での生活や文化、活動内容などご自身の体験をお話いただきました。エチオピアというのはおもてなしの国であり、ゲストをもてなすために日本でいう茶道のようなコーヒーセレモニーの儀式を行う文化があることを教えていただきました。実際に現地で使用するコーヒーセレモニーの道具を持ってきていただき、セレモニーの一連の流れを学ぶことが出来ました。質疑応答の時間には、どのようにしてエチオピアで話されるアムハラ語を習得されたのか、現在の活動についてなどたくさんの質問をいただきました。

JICAのエチオピアでのコーヒーに関する取り組みを知ろう!

まずはSDGsについて説明を受ける参加者

エチオピアについて学んだあとは、1階の展示コーナーに移動し、SDGsやJICAのエチオピアでの森林を守る取り組みについてご紹介しました。
JICAでは森を守りながら、森に自生する「森林コーヒー」を現地の方と育てて、現地の方の収入向上を目指す取り組みを行っています。参加者に時折問いかけながら、展示をご紹介していきました。

コーヒー豆を使ってアクセサリー作りを行いました!

まずは制作工程を大きなスクリーンで見ていただきました。

次は、いよいよアクセサリー作りです。西田さんは帰国後もエチオピアのための活動を行っており、今回はその一環でアクセサリー作りを行いました。西田さんはエチオピアのコーヒー豆を使ってアクセサリー制作を行い、その収益をエチオピア大使館を通じて寄付しています。その収益は医療器具の購入に充てられているとのことでした。参加者の皆さんにはそれぞれ、コーヒー豆のイヤリング、ピアス、ストラップの中から好きなものを選んで制作体験していただきました。

思い思いのストラップ、イヤリング、ピアスが出来上がりました!

エチオピアのコーヒー豆を使った素敵な作品ができあがりました!(一例です)

参加者の皆さんは集中し、細かいアクセサリーパーツを丁寧につなぎ合わせ、それぞれの作品を完成させていきました。イヤリング、ピアスを作った方々は「なくすといけないから」と、作品が完成した後、早速耳に付けてくださった方もいました。参加者からは「アクセサリーとても綺麗で気に入りました」、「エチオピアについて知らないことがたくさんあり、工作も楽しかった」、「アクセサリーを通して、現地の支援につながる活動も素晴らしいと思いました」などの声が聞かれました。

なごや地球ひろばでは、今後も体験できるイベントを企画していきます。ぜひ皆様お越しください!