「東アフリカ4ヵ国入門セミナー」を開催しました。

2021年7月5日

JICA中部より、冒頭に現在のアフリカの一面をご紹介しました。

パネルディスカッションでは、4ヵ国の企画調査員が参加し、各国の実情をご説明しました。

JICA中部より、「JICA・他機関のアフリカビジネス支援事業」をご説明しました。

開催日時:2021年6月24日(木)16:00~17:45
場所:Zoomによるオンラインセミナー

アフリカ54ヵ国の人口は、現在13億人であり、2050年には25億人(国連推計)となり、世界人口全体の25%を占める見通しであり、世界各国の企業から経済成長と市場拡大が期待されている地域です。しかし、日本から遠距離である制約もあり、東南アジア諸国に比して、情報へのアクセスや情報量が少ないのが実情ですので、今般、アフリカでのビジネス展開を検討される企業等を対象に、オンラインで現地とつなぎ、生の情報をお届けする「東アフリカ4ヵ国入門セミナー」を開催しました。今回取り上げたケニア、タンザニア、ウガンダ及びルワンダの4ヵ国は、ブルンジ、南スーダンと共に東アフリカ共同体(East African Community、略称「EAC」)として将来的な地域統合を目指している国々です。

◆最新動向の紹介
それぞれの国で現在仕事をしている企画調査員より、現地の生の情報をお届けました。各国政府の方針や取組みについてご説明するとともに、農業・鉱工業といった産業振興、運輸・電力といったインフラ整備、教育・保険・衛生等の分野ごとの課題、さらには日本からの進出企業の事例についてご紹介しました。

◆パネルディスカッション
「コロナの現状と対応」、「各国の魅力」、「現地でビジネスを行う上での留意点」について、4ヵ国の企画調査員によるパネルディスカッションが行われました。それぞれの国の「お国自慢」もあり、パネルディスカッションは盛り上がりました。一方、アフリカには、地理的に近い欧州からだけでなく、米国や中国等からも企業が進出しており、「日本の企業」というだけでは他国の企業に比して優位ではなく、ビジネス上の競争は激しいとのご説明を行いました。

◆JICA及び他公的機関のアフリカビジネス支援メニューの紹介
JICA民間連携事業について、アフリカ進出に向けた事前調査、アフリカに精通した人材の確保及び現地人材とのネットワーク構築といった具体的な活用法についてもご説明しました。また、JETRO、UNDP、UNIDOの他機関の支援内容についても説明があり、支援内容の理解を深めていただく内容でした。