夏休み前に知っておこう!わたしたちのSDGs-スポーツを切り口に考えてみよう-

2021年7月8日

スポーツの良いところを考えよう!

7月4日(日曜)に、中部地域の中高生が、最近よく目にするSDGs(持続可能な開発目標)について、身近なスポーツという視点からSDGsとは何か理解を深め、自分たちにできることを考えました!
イベントのファシリテーターを現役の保健体育の教師である伊藤聡子先生に務めていただきました。伊藤先生は、これまでJICAの開発教育指導者研修(実践編)への参加や教師海外研修でパラグアイへ訪問経験があり、それらの知見を活かして開発教育/国際理解教育に携わっています。

スポーツの役割を考えよう!

気になるSDGsにマークを付けよう!

今年はオリンピック開催予定の年です。初めに、過去のオリンピックやスポーツの国際大会の有名なシーンから、その裏に隠されたストーリーを参加者で読み解きました。そして、スポーツの良さについて意見を出し合いながら、模造紙に派生図を書きました。
その後、なごや地球ひろば1階に設置してあるSDGsナビゲーターを見ながらSDGsとは何か、その概要を学びました。
参加者の皆さんには、17個あるSDGsの目標から気になる目標を選んでもらった後、興味関心の多かった順にSDGsのクイズを行い、盛り上がりました。

スポーツ分野の国際協力を知ろう!

積極的に発言する参加者

JICAは1960年代からJICA海外協力隊など草の根レベルでのスポーツの国際協力活動を展開しており、その存在感は決して小さくありません。一見、スポーツはSDGsや国際協力などと関係のないように見えますが、スポーツ分野の国際協力がどのSDGsと繋がっていて、どのように貢献しているかの説明に、参加者の皆さんの多くはうなずいていたり、メモを取ったりしながら聞いていました。

どんな行動を起こしていくか宣言する!

真剣な表情でアクションシートに記入!

その後、スポーツがSDGsや国際協力に繋がっているように、身近なところから何かSDGsの達成に向けてアクションを起こすことができないか考えました。
そして、参加者全員が「わたしのアクションシート」に、SDGs達成に向けて自らの行動を宣言にして書き込み、発表し合いました。「わたしのアクションシート」には「物を買うときはそれが必要かどうかを考えて買う」、「助けを求めている人に気づく。目をそらさない」や「海外の人たちに野球の魅力を伝えたい」と言った宣言が書かれていました。
最後に、参加した中高生の皆さんからは、「スポーツとSDGsがこんなに深くかかわっているなんてびっくりした。将来の夢を叶えるために良い情報を手に入れた」、「SDGsにはいろんな繋がりがあることを具体的に楽しく学べてとても勉強になった。進路について悩んでいたのですごく参考になった」、「SDGsをスポーツの観点から考えたことによって、文字だけでは分かりにくいことも深く知れた」などの感想が寄せられました。
なごや地球ひろばでは、今後も楽しく学べるイベントを企画していきます。
ぜひ皆様お越しください!