「JICA海外協力隊に聞く!スポーツ×国際協力」を開催しました!

2021年8月20日

オンラインでのイベント開催!

会場から配信するなごや地球ひろば地球案内人2名

東京オリンピック開催中の8月7日(土曜)に、JICA海外協力隊としてスポーツに関わる活動を行った糸見涼介さんと黒柳優里さんの2人から、スポーツ分野での国際協力について体験談をオンラインで話していただきました。
講師2人にはそれぞれの自宅から参加していただき、会場からはひろばの地球案内人がこのイベントをお届けしました。

イベントの初めに、ひろばの案内人からJICAが行うスポーツによる国際協力について説明を行った後、参加者の皆さんにはJICAが作成したスポーツと国際協力に関する動画をご覧いただきました。

ナショナルチームで活動する!

指導選手が活躍した国際大会について話す糸見さん

まずはバヌアツへ派遣され、国の代表チームへの陸上競技指導を経験した糸見涼介さんから、代表チームのコーチへ就任することになった経緯や、指導した選手が国際大会で金メダルを獲得したこと、新型コロナウイルス感染拡大により、バヌアツから帰国した後も、日本とバヌアツをインターネットで繋いで行ったオンライン指導について話していただきました。
糸見さんは東京オリンピックのボランティアスタッフとしても活動しています。

先生たちへ体育指導をする!

参加者にクイズを出してチャットでの回答を促す黒柳さん

続いて、ベナンに派遣された黒柳優里さんから、小学校で体育指導を行った経験について話していただきました。それまで「体育」という授業がなく先生たちも教えたことがないという状況の中で、体を動かす楽しさを知ってもらうために鬼ごっこなどの遊びを取り入れる工夫を行ったそうです。また、準備運動や水分補給の大切さについて生徒たちに伝えながら、一緒に校庭の草むしりや石とりなどの環境整備を行ない、学校で運動会を開催することもできたそうです。体験談の中には皆さんへクイズを出してチャットで回答してもらうなど、ここでも遊び心を忘れない工夫がありました。
黒柳さんは現在JICA静岡デスクとして国際協力推進員をしています。

参加者からの質問!Q&Aコーナー

最後に、参加者の皆さんからの質問にお答えするQ&Aコーナーを行いました。「日本とバヌアツで感じたスポーツへの取り組み方の違いはどんなことですか?」や「体育の授業でベナンの子供たちに人気があった運動はなんですか?」などそれぞれの活動についての質問のほかに、「どうしたらもっと協力隊に興味を持ってもらえると思いますか?」や「様々な支援団体がある中で協力隊に応募した理由はなんですか?」などJICA海外協力隊についての質問もあり、関心の高さが感じられました。
Q&Aコーナーの最後に、webアンケートのご案内をして皆さんとはお別れとなりましたが、「それぞれわかりやすく素敵な体験を教えていただきありがとうございました。聞いていてJICA海外協力隊の良さが伝わってきてとても良かったです。」や「国際協力をスポーツの観点から学ぶことができ、有意義な時間でした。とても分かりやすかったです。」など、一言ずつ温かなコメントを残して退出される方が多く、盛況のうちにイベントは終了しました。