愛知大学生による「オンラインおもてなしTrip」を途上国研修員に実施中!

2021年11月24日

【画像】2020年度に続き、今年度もJICAの短期研修はオンライン形式で行われています。来日が伴わない遠隔研修では、研修員が日本社会や日本文化を理解したり、日本人と交流したりする機会が限られていますが、JICA中部では、研修以外のテーマについても日本を知ってもらうための様々な工夫を取り入れています。その一つが、愛知大学による「オンラインおもてなしtrip」です。

コロナ禍以前には、年に数回、愛知大学の学生がJICA中部の研修員を名古屋城や熱田神宮などの地域の名所を案内する「おもてなしtrip」が実施されていました。昨年春にコロナ禍に突入して以降、「おもてなしtrip」は中断していましたが、今年夏からZoomを使ったオンライン開催という形で再開しました。

これまで8月、9月、10月に1回ずつ開催された「オンラインおもてなしtrip」では、各回数名の学生がプレゼンターとして参加し、日本のお正月や成人式などをテーマに、日本文化の紹介と研修員との交流を行いました。1回目は、カンボジア、ラオス、ウズベキスタン、ジョージア、サモアなど、アジア・太平洋地域の研修員が、2回目、3回目には、ケニア、ガーナ、マダガスカル、ザンビアなど、アフリカ地域の研修員が参加しました。

研修員は日本の若者と交流しながら、日本について楽しく知ることができ、研修とは趣の異なる楽しい一時を過ごすことができました。好奇心旺盛な研修員から多くの質問が出て、予想していなかった質問に学生が戸惑いながらも一生懸命答えようとする姿も見られました。また、研修員の自国の風習についても話してもらうなど、相互にとって貴重な異文化交流の機会となりました。

〈参加した学生の声〉
オンラインおもてなしtripを開催させていただき、ありがとうございました。今回のおもてなし tripに参加させていただき、私たちとは住んでいる場所や文化などが大きく異なる人たちに日本のことを知ってもらえるという喜びと、日本以外の国の文化などをもっと知りたいという気持ちが今までよりも強くなるきっかけとなりました。今後もこのような交流の機会があれば参加したいです。その時は、研修員の方々とは画面越しではなく、顔を合わせながら交流できることを強く願っています。

愛知大学のみなさま、短い準備期間で交流内容を企画・実施していただき、ありがとうございます。

11月以降のJICA短期研修でも「オンラインおもしなしtrip」を開催していただく予定です。
愛知大学国際教育ブログに、これまでの「(オンライン)おもてなしtrip」の詳しい報告が掲載されていますので、ぜひご覧ください。