名古屋市立平田小学校国際クラブとJICA研修員のオンライン交流会を実施しました!

2022年2月9日

教室から参加する生徒たち(菊地先生撮影)

2022年1月21日、2021年度JICA課題別研修「先進国市場を対象とした輸出振興・マーケティング戦略」(昨年12月から今年1月まで実施)に参加した研修員と名古屋市立平田小学校国際クラブの生徒たちが、オンライン交流を行いました。

交流会のきっかけは、同クラブを担任する菊地純奈先生が元JICA青年海外協力隊(ボツワナ派遣)であり、JICA研修員との交流に興味を示してくださったことです。同クラブには、小学4年生から6年生まで16名の生徒が所属しています。菊地先生のご指導の下、クラブ活動の中で、交流会での発表や質問を準備してくれました。

研修員は、スリランカ、パキスタン、バングラデシュの5名。自国の輸出振興に携わる行政官です。バングラデシュ研修員の娘さん(15歳)も一緒に交流会に参加してくれました。

生徒たちによる日本紹介と質問タイム

スリランカ研修員の日本の思い出

交流会当日は、生徒たちによる発表から始まりました。日本の四季、食べ物、歌手、鉄道など日本について、教科、給食、休み時間の過ごし方など学校生活についてなど、写真を見せながらすべて英語で説明しました。続いて、生徒たちから研修員への質問タイム。現地の時間、好きな芸能人、好きなアニメ、おすすめの観光地など、画用紙に書かれた質問を掲げながら、生徒が直接、英語で研修員に問いかけました。

研修員は、終始にこやかな表情で生徒たちの発表に耳を傾け、質問に答えました。回答は、生徒たちがなじみのない外国の芸能人やアニメ、場所のイメージが湧くように、写真を見せながら通訳を交えて紹介しました。特に盛り上がったのは、アニメの質問の時です。「Tom and Jerry」(トムとジェリー)、「Frozen」(アナと雪の女王)、「Finding Nemo」(ファインディング・ニモ)など、日本でもよく知られたアニメの名前が出ると、生徒たちは「お~!」「しってる~!」と声をだして反応していました。

質疑応答の後には、日本への長期留学経験を持つスリランカ研修員が、日本での思い出を語ってくれました。当時小学生だった研修員の息子さんは、日本の小学校に通っていたそうです。

感想コメント

ご協力ありがとうございました!

約40分の短い時間でしたが、生徒たちにとっても、研修員にとっても、楽しく心温まる交流となりました。交流会後に寄せられた生徒の感想を一部ご紹介します。
・本物の外国の人と話せてよかった。
・緊張したけれど、楽しかった。
・アニメも日本のものと同じものがあった。
・もっと色々な人と話したい。
・英語以外に話せる言葉があるか知りたい。
・日本の時間と外国の時間が全く違ってびっくりした。
・外国の色々なことが分かって楽しかった。
・色々な国の観光地に行ってみたいと思った。
・今度外国の人と交流するときは、通訳なしで、自分の力で交流したい。

今回の交流が、平田小学校国際クラブの皆さんが世界の様々な国々に興味を持つきっかけとなったら嬉しいです。

交流会実施にご協力いただいた、平田小学校の菊地純奈先生、有限会社人の森野田さえ子様(本研修コースリーダー)、JICA研修監理員の岡本雅美様(研修員の回答取りまとめ、交流会の進行)に、心よりお礼申し上げます。