「アースデー(地球の日)特別企画 『シード-生命の糧-』上映会&トーク on アースデー」を開催しました!

2023年4月27日

イベントオープニング

毎年4月22日は、地球環境について考える「アースデー」。国連で定められた国際デーです。豊かな地球環境を次の世代へ引き継ぐために、自然界からの貴重な贈り物である「種」に焦点をあてた映画「シード-生命の糧-」を鑑賞し、環境に関する話を聞いて、ヒト・自然・社会などのつながりについて考えるイベントを開催しました。

映画「シード-生命の糧-」上映

映画「シード-生命の糧-」上映

最初に、映画「シード-生命の糧-」を上映しました。1万2千年以上もの間、世界中の人々によって大切に受け継がれてきた私たちの命そのものというべき種。古くからの農業の伝統が途絶え、人類史上最も早いペースで種子の多様性が失われている現在、サステナブルな未来のために何をすべきか考えさせられる映画でした。

参加者からは、「普段育てている野菜のルーツや環境、未来の地球への影響など考えるきっかけになりました」「多様性については聞くことが多くなってきたが、種の多様性について初めて知った」などの感想がありました。

環境に関する話を聞いて、考えよう!

「種」を切り口に話をする小谷さん

次に、JICA海外協力隊(派遣国/パラグアイ、職種/野菜栽培)参加を契機に国際協力に関わり始め、現在、人間環境大学の専任講師である小谷博光さんに、「種子の多様性からみる私たちの未来」をテーマに話をしていただきました。映画の内容とリンクさせながら、開発途上国の農業事情や日本における種子保存の取り組みなどが紹介されました。メモを取りながら聞く参加者もおり、「地球環境」「多様性」への関心の高さがうかがえました。

自然農薬を作ってみる!

自然農薬作りの実演!

さらに、小谷さんからは、地球にやさしい自然農薬の作り方を教えていただきました。身近にある材料や道具で簡単に作れる自然農薬。会場では実際に地球案内人が自然農薬をつくるデモンストレーションを行いました。イベント終了後も講師の小谷さんの周りには多くの人が集まり、自然農薬や環境について質問をしていました。

今後もなごや地球ひろばでは、楽しみながら学べるイベントを開催していきます。ぜひ、ご参加ください。