アネットさん(ルワンダ共和国)

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研修員名:アネットさん
出身国:ルワンダ共和国
参加コース:学校ベースの学習の質改善と教育行政の支援
所属機関:ルワンダ教育委員会、試験・選抜・評価部
職名:形成的・総括的評価オフィサー

私はこの研修に参加して沢山のことを学びました。私の人生に対する展望や考え方も変わりました。私はまず日本の文化に感銘を受けました。JICAのスタッフに迎えられ羽田空港からひろしま国際プラザ(HIP)までいく道のりは心温まるものでした。それは私たちが訪れた学校の管理人に迎えられた時も同じで、おもてなしの気持ち、愛、敬意に感動しました。

また、私は改めてどうやって時間を守るか学びました。日本では皆、仕事を完璧にこなすために1分1秒も無駄にはしません。設定した目標を達成するためには計画が鍵となります。特に学校の先生に関しては、先生は、良い講義を行うためにはどのように講義を計画するかというところが重要になってくるのです。

日本の科学の進歩についてですが、政府は西洋の科学を導入し、先進国から教授を迎え入れ、日本人の学生を先進国へ留学に行かせ、帰国後に彼らは専門用語を日本語に訳しました。科学の面についてはドイツ式の教育システムを利用していて、言語やその他の面では英国式を導入していました。

アフリカでは1つの国では1つのシステムを使っていて、何か欠陥があれば全てが終わってしまいます。私が学んだことは、1つのことに固執するのではなく、私たちが自分の国に最適なものをその都度切り替えながら選択できれば、最終的には国として一番必要なものが手に入るということです。しかし、これは国の状況も加味しなくてはいけません。また、もし一生懸命に働いて何かにチャレンジしようとするなら、成功を手にする為にはリスクや失敗をいとわないことが必要であるということも学びました。

このように私はこの短い日本での研修期間で沢山のことを学びました。全てをここに書ききることはできません。要するに、私の人生が変わる経験になりました。

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