コネ・ネルゲダンさん(コートジボワール共和国)

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研修員名:コネ・ネルゲダンさん
出身国:コートジボワール共和国
参加コース:アフリカ地域 教師教育(基礎教育分野)
所属機関:国民教育・技術教育・職業訓練省ブアケ第一教員養成・研修センター
職位:フランス語教官、学校生活担当

日本での6週間の研修、JICAが実施した養成官の養成を受けた。日本人のホスピタリティーには感動した。私達が思っているような伝統のない人々ではなかった。日本人は自身の文化を愛しそれを保護するよう専心し、学校のプログラムにさえ組み込まれている。みなから突っぱねられるのを恐れて、私達は到着するやいなや身を潜めていたが、日本人はもてなしが良く、恭しく、規律正しく、親切で温かく迎えてくれる人々だった。仕事においてはどんな職業であってもそれぞれが自分の仕事に誇りを持ち満足している。自分の職業を恥だと思っている私の国とは違う。日本人は65歳まで働く。私達に講義をしてくれた先生は80歳を超えていた。日本人は起業家でかつ研究者であり、発明し、イニチアチブを取る方法を知っている。例えば私達が訪れた広島市は、あの悲惨な被害を受けた街だと示すような傷跡は全くない。素晴らしい町で、色々な象徴が残る魅力的な街である。教育に関しては、全ての子どもが例外なく学校に通い(健康な児童であれ障がい児であれ)全ての子どもが学校に居場所があり、それも中学4年(注)まで無料である。その教育制度はとてもよく運営されていて羨ましい。しかし高齢化の問題もある。日本では若い人よりお年寄りの方が多い事に気が付いた。この国での研修を本当に高く評価している。

(注)コートジボワールの学校制度は6・4・3・3制で、日本に比べ中学が1年長く、大学が1年短い。義務教育は中学4年まで。
(外務省「諸外国・地域の学校情報」より抜粋)

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