2014年度JICA研修員に対する「広島平和研修」の実施結果について

2015年5月19日

JICA中国では来日した研修員が日本での技術研修を開始するにあたり、日本での生活に必要な基礎情報にかかる説明を行うとともに、日本についての理解を深化させるためのプログラムを提供しています。
その一環として、研修員は公益財団法人ひろしま国際センター(HIC)が実施する「広島平和研修」(以下、「平和研修」)に参加しています。

1.平和研修の概要

平和研修は、学識経験者(大学客員教授等)による「平和都市ヒロシマの歩み」の講義および平和記念資料館、平和公園(原爆ドーム)の見学により構成され、これにより、広島県の復興にかかる歴史を視覚的・実際的に把握する事で、「平和への取り組み」を理解することを目的としております。

平和記念資料館では外国語の音声ガイドを利用しています

2.アンケート集計の実施

実施結果をレビューし、実施改善につなげるために、平和研修終了後に研修員にアンケートを配布し、その結果をとりまとめました。
2014年度(2014年4月1日〜2015年3月末)においては、255名(31研修コース)が平和研修に参加し、参加研修員全員からアンケートを回収しました。

3.実施にかかるまとめ

平和への思いをあらたに

平和研修は2012年度から現在の実施方法にて導入しており、これまで研修員から高い評価を得ています。2014年度も、多数の研修員から平和への希求や、復興を成し遂げた広島の人々への思いが寄せられました。JICA中国では、今後とも広島平和研修を継続的に実施していきたいと考えています。