日本文化体験プログラム「書道」

2020年7月1日

新型コロナ対策の中での開催

真剣な表情で、先生の手元を注視

 「書道」は来日中の研修員に日本文化を体験してもらう機会として、これまでも、年間数回開催されて来ましたが、今回は新型コロナウイルス拡大後、初めての開催となりました。

 6月29日、会場には8名の研修員が集まりました。
感染拡大防止対策としては、広島県の「学習塾等の営業再開に向けた感染予防策について」に従い、検温、消毒等の各種対策を講じました。

 講師である書道家の原田友仙先生から、「ひらがな」「カタカナ」「漢字」や「楷書」「行書」「草書」の書体等の説明を受けた後、ビニールシート越しに、先生が実際に筆を使う様子を見学しました。

さあ、実践

お手本を見ながら初めての毛筆

岡山大学の「山」

 説明を受けた後は実践です。
使用する筆や半紙、硯などは各自の机の上に用意されており、研修員はさっそく筆を手にします。

 配付されたお手本の最初は、ひらがなの「すし」と「うみ」。
「す」と「み」のクルっと回る部分に苦心しつつも、皆、熱心に取り組みます。

 ひらがなの次は「月」「光」「心」「花」という比較的画数が少ない漢字です。
ソロモン諸島のポールさんは「日本の岡山大学で学んだので、岡山の「山」の字を書きたい」と先生にリクエスト。
特別にお手本を書いてもらって、慣れない筆を運びます。

最後の漢字は「愛」

レソトの「光」

ルワンダの「愛」

 筆使いにだんだん慣れてくると、表情もほぐれ、カタカナで自分の名前を書くなど、楽しむ余裕も出てきました。

アフガニスタンのハカニさんは「毛筆は自国にもある。」と、日本の筆でアラビア文字を書くことに挑戦。

ルワンダのエマニエルさんは「ルワンダでは筆で絵を描くことはあっても、字を書くことはないので、全く新しい経験でとても楽しい。」と満面の笑顔です。

 お手本の最後は「愛」。LOVE・・・。
画数は格段に多いですが、皆、何度も挑戦していました。

日本文化への入り口

トンガの「うみ」

各々の作品の下に自署

 短時間ではありましたが、実際に体験することで、研修員は日本の伝統文化である書道の魅力を感じてくれたように思います。
また、書道を通じて、日本の文字や日本語に対する興味もより深めたようです。

 最後に自分自身で書いた作品の中から1点を選んで掛け軸に収めます。
トンガのティリサさんは「書道はトンガには全く無い文化、波のような気持ちになって、楽しんで書きました。」と「うみ」を選びました。

 研修員の独創的な作品は現在、ロビーに展示中です。