【施設訪問】安田女子大学-JICAって何をしているところ?-

2022年1月7日

国内でのJICA事業について知る

2021年12月9日(木)、安田女子大学公共経営学科1年のみなさんがJICA中国に来てくださいました。様々な公的職業について知る授業の中で、JICAがどんな事業を展開しているのかを学ぶためです。公共経営学科は2020年4月に新設されたばかりの学科だそうです。そして、学生の皆さんの中には「JICA」という言葉を聞いた事がない方も。
JICAがどのような機関なのか、国内外でどんな事業を展開しているのか、そして、ここ広島にあるJICA中国では日々どんな業務を行っているのか。JICA事業の説明やJICA中国で働く若手スタッフのプレゼンを通して、知って頂きました。

「公正な社会」を考えるきっかけ

「貿易ゲーム」で世界の格差を体験

後半は「新・貿易ゲーム」*を行いました。世界の経済格差、不平等を体験してもらうワークショップで、参加者は他のグループや周りの人と相談し、積極的に行動しなければ進まないゲームです。最初はなかなか意見を口にしにくかったようですが、時間が進むにつれて素直な気持ちや考えが自然と出てきたようでした。参加した学生からは、「私達にとって当たり前のことが、当たり前ではないと知った」「行動力の大切さ、現実世界の厳しさを実感した」「相手の状況や気持ちに寄り添うことで、相手と良好な関係を築くことができると気づいた」といった感想が上がりました。
普段の生活では感じることのない気持ちを自ら経験し、体感すること。そのとき感じた気持ちから、他者の気持ちを汲み取れることの大切さ。学生の皆さんと一緒に過ごし、その感想に触れたスタッフも、自分は普段そのような行動が出来ているだろうか、と自問自答する機会になりました。
広島にJICA中国があることを今回初めて知った学生さんもいらっしゃったようです。お越し頂き、ありがとうございました!

*今回実施した「新・貿易ゲーム」は開発教育協会(DEAR)発行の教材です。詳細は関連リンクを参照してください。