【世界を旅する千ちゃん】タイ

<開発教育支援事業(国際教育/ESD)>民族衣装の貸出

2021年6月25日

JICAプラザ入口で皆さんをお出迎えしている当センターのキャラクター「千(セン)ちゃん」
高校3年生の春、広島県へ転校することになった千ちゃん。
その道中に不思議な体験をし、気が付いたら海外へ!

この国は一体どういう国なのか、どうしたら広島県へ戻れるのか。
千ちゃんの動向を不定期にお知らせします。

微笑みの国、タイ

千ちゃんと子どもたち

民族衣装を着た千ちゃん

千ちゃんが今、訪れているのは「タイ」です。

東南アジアの中心に位置し、国土は日本の1.4倍。
熱帯性気候で年間の平均気温は29℃あり、広島市の平均気温16℃より10℃以上も高いです。
タイ語が共通言語ですが、主に北部の山岳地帯で農業をしながら自給自足の生活をしている少数民族はそれぞれの文化を持ち、独自の言語を話します。

千ちゃんが着ている鮮やかな水色の衣装はタイの民族衣装です。
綿や絹のスカートを腰に巻き、プリーツの入った長方形の布と金色に輝く長いショールを肩から掛けています。
スカートやショールにはとても細かくて豪華な刺繍が施されていて金色に輝いていますが、近くで見ると金色だけでなく6色の糸が使われていることが分かります。

千ちゃんと一緒にタイの挨拶「合掌」をしてるのは少数民族の子どもたちです。
子どもたちの衣装は布地が黒なので、赤や青の布で裾に施されたパイピングが目を引きます。
胸元の刺繍は鮮やかな太い糸で力強い印象ですね。
飾りには銀やビーズ、数珠玉など様々な素材が使われていて、さらには小さな鈴もついているので、子どもたちの動きに合わせて「シャンシャン」と鳴ります。

民族衣装を貸出しています

世界の民族衣装

メキシコの舞踏衣装

JICA中国では、2021年4月現在で66か国、349着もの民族衣装を所有しており、中国地方5県の教育機関向けに貸し出しも行っています。

普段着だけでなく、舞踏衣装や子供服、帽子などの小物まで種類やサイズを豊富に取り揃えています。
アフリカの珍しい柄の衣装や、中南米のカラフルなポンチョや帽子など、日本ではなかなか見ることができない衣装が人気です。

メキシコオリンピックチームが東京オリンピックに向けた事前合宿を広島県内で実施した際は、選手団と地元小学校の交流が盛んにされたことからメキシコの衣装貸出が数多くありました。
このように小中学校の国際理解に関する授業や、高校の文化祭などさまざまな用途で活用いただいています。

教科書で見るだけだった地域の衣類を授業で実際に着てみませんか?
貸し出しの詳細は下記リンクの「民族衣装の貸出」からご確認ください。

また、JICAが開催するイベント等でも楽器や民芸品などの展示、民族衣装の試着体験を行っています。
イベント情報はお住いの地域のJICAデスクFacebookや、JICA中国HPで発信しますのでお見逃しなく!

オフィシャルメディアで千ちゃん情報を発信しています

JICA中国のTwitterとFacebookで千ちゃん情報を発信しています。
千ちゃんが体験する海外の様子、その国の豆知識などをご紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

気軽に旅行に出られない今、千ちゃんを通じて海外の生活を感じてみるのはいかがでしょうか。