高校生向け!国際協力×進路相談カフェを開催しました!

2022年9月21日

現役大学生・大学院生から、国際協力に興味関心を持つ高校生へ向けて

大盛り上がりのウソホントゲーム

インターン生による体験談

ワークショップの様子

 9月11日(日)に広島市内のJICA中国サテライトオフィス(第3ウエノヤビル2階)にて、国際協力に関心を持つ高校生向けの「進路相談カフェ」を開催しました。本イベントは、国際協力に興味関心を持ちながらも、大学進学に悩みを抱える高校生のために開催されました。応募開始からわずか1週間あまりで定員を超える応募があり、当日13名の高校生が参加しました。イベント終了後も意見交換が行われるなど予想を超える盛り上がりを見せました。今回は、本イベントを企画・運営した、JICA中国 市民参加協力課インターン生坂根・安田よりイベントの実施報告をいたします。
 イベントは、自己紹介も兼ねた「ウソホントゲーム」から始まりました。この時からすでに、参加者からは笑顔が溢れ、高校生の内に秘めたエネルギーを感じました。会場のボルテージも上がってきたところで、私たちインターン生2人がそれぞれの大学選びの体験談を話しました。参加者たちがキラキラした眼差しでプレゼンテーションを見る様子から、高校生の進路に対する不安の大きさと、それでも真剣に自身の将来と向き合おうとする意志の強さを感じました。
 その後、体験談をもとに、国際協力に興味関心を持つ高校生がどのように大学選びを進めていけばいいのかを考えるワークショップを行いました。自分の頭の中にある将来像を言語化して、「その将来像を叶えるために大学生活でできることは何だろう?今できることは何だろう?」と参加者同士が考えや悩みを共有しました。
 最後はインターン生坂根からの「今回のイベントで皆さんが進路を考えるきっかけに少しでもなれたら思います。」という高校生へのエールの言葉でイベントを締めくくりました。
 2時間前まで他人同士だった高校生たちが、イベント終了後には、お互いの夢や目標を語り合い切磋琢磨する仲間に変わっていました。

高校生と触れ合う中で感じた「ギモン」

イベント計画立案の様子

イベント後に、参加者が感想や意気込みをかいてくれました!

最後はみんなで記念撮影

今回、進路相談カフェの開催に至った経緯は、毎年夏に行われている「高校生国際協力体験プログラム」にスタッフとして参加したことがきっかけでした。高校生と会話をする中で、私たちは「高校生が社会人の話を聞く機会はあるが、次のステップである大学選択について知る機会が少ないのではないか?」というギモンを持ち、「同じ志を持つ高校生同士が会話できる場を設けたい」「自分たちの大学選びの経験が参加者の力に少しでもなれば」という想いから今回のイベントが実現しました。
 イベント終了後、参加者の方々に今後の意気込みやイベントの感想を書いていただきました。その中には「自分が選んだ道を正解にする」といった力のこもったコメントや「私も4年後にJICAでインターンシップをする!」と、イベントを実施した側としても嬉しい声をいただきました。
 どこかすっきりした、でもやる気に満ちた表情で家に帰る高校生の姿を見ると、イベントを通じて、出発点となった「ギモン」にアプローチできたのではないかと思います。

(JICA中国 市民参加協力課インターン生 坂根 咲花 安田 空馬)