【イベント報告】2022年度 宮島ツアー(研修員の福利厚生 日本文化理解の一環)

2022年5月16日

絶好のツアー日和

5月7日(土)、抜けるような青空が広がる晴天の中、JICA研修員とその家族20名を乗せたバスは東広島を出発しました。今回のバスツアーはお好み焼き体験と宮島散策の広島堪能コースです。シリア、カンボジア、モザンビーク、ジブチそしてマラウイと、参加研修員の出身国は様々ですが、広島ライフを楽しみたいという思いはみな一緒。まずは、初めてのお好み焼き体験に胸を躍らせながら会場へ向かいました。

うまく焼けるかな?

イメトレをして、いざひっくり返すぞ!

とても上手に焼けました(シリアのモルハムさん)

お好み焼き体験スタジオ「OKOSTA」に到着すると、お揃いのエプロンと帽子を身につけて早速調理の準備にとりかかりました。イカ天やチーズなどのトッピングが選べる標準メニューの他に、ムスリム・ベジタリアン対応もあるので、それぞれの食事事情に合ったものを作ることができます。ムスリムフレンドリーを選んだシリアのサメルさんは「お好み焼きは大好きなのでよく食べます。鉄板で作るのは初めて!」とヘラを持つ手に力が入ります。
最初の関門、お好み焼きの生地を薄く丸く焼く作業で、数名の研修員が苦戦している中、マラウイのモヨさんは「上手ですね。」とOKOSTAのスタッフに褒めてもらえて満足そうな様子でした。
大きさや具材の量など、自分の好きなようにアレンジできるのが「お好み焼き体験」の醍醐味です。時間的に、少し早めの昼食になりましたが、シリアのビラルさんは「時間が早かったからあまりお腹は空いていないと思っていたのに、作り始めたら急にお腹が空いてきちゃった!」と大きなお好み焼きを作り、お腹いっぱい食べたようです。
これで作り方もばっちりマスター!ぜひ自宅でも挑戦してもらいたいですね。

宮島で自由散策

フェリーでは風を感じて気持ちいい!

青空に厳島神社の朱色が映えますね。

お腹いっぱいになったところで、次に向かうは宮島です。参加した研修員の約半数は既に何度か訪れたことがあるようで、宮島へ向かうフェリーの中で「今日は水族館へ行きます。」「焼き牡蠣を食べたいです!」と、リピーターならではのワクワクを伝えてくれました。
宮島を散策しながら、島内の自然を見渡したモザンビークのタメルさんは「ここには初めて見る植物だけではなく、母国にもある木が野生していることにびっくりしました。」と、祖国の景色を懐かしく思い出しているようでした。
宮島での自由時間はあまり長くはありませんでしたが、表参道商店街や町屋通りを歩いたり、千畳閣を訪れたり、それぞれが充実した時間を過ごせたようでした。ゴールデンウィークの週末にもかかわらず、想定した混雑がなかったことも幸いしました。
宮島のシンボルでもある大鳥居の大規模修理工事が今年中に終わるとのニュースを伝えると、「今度は鳥居も見たい!」「次は弥山に登りたい!」「宮島でキャンプをしてみたい。」と次の訪問にも意欲的でした。
お天気にも恵まれた今回の宮島ツアーでは、全員が楽しい時間を過ごすことができました。リフレッシュして、また新たな気持ちで各々の勉強に励んでくれると期待しています。
次は大鳥居が見られますように!