【施設訪問】世羅町立世羅中学校-世界から、日常からSDGsを考える-

2022年12月1日

2022年10月25日(火)、JICA中国に来てくれたのは世羅町立世羅中学校1年生のみなさん。4月にはJICA国際協力出前講座として、広島県JICAデスクの羽立大介さんが世羅中学校へお邪魔し、SDGsについての授業を行っています。その授業の後、グループごとにSDGsに関わる世界や日本の課題について調べ学習を進め、今回はその学習のまとめとして訪問してくれました。一緒に訪問された校長先生からの「実はSDGsに興味を持って、自ら深く調べている生徒もいるんです」との言葉にびっくり!JICAがどんな活動をしている機関なのかといった説明も加えながら、世界や日本の課題と自分たちとのつながりをSDGsを通して考えてもらいました。

感じる、考える「持続可能」

正解は?!たくさん発表してくれる生徒たち

午前は、「持続可能」ってどういうことなのか、ゲームを通してグループで対抗しながら体感してもらう時間。自分たちだけがたくさんの物を手に入れようとすると、いつか社会全体がまわらなくなる、そんなSDGsで大切なことを、意見交換を行いながら学びました。その後はSDGsのそれぞれのゴールに関連するクイズや意見交換の時間です。“もったいない”ってどんな意味?私たちがまだ使えるのに捨ててしまっている身近なものって何?など、グループごとに紙に書きながらそれぞれの考えを共有していきました。学校で学習した内容が意見交換のテーマになるなど、これまでの学びがしっかりとつながっている様子でした。

「異なる」人と出会ったとき、あなたはどうする?

リズムを奏でながらの写真撮影でした!

午後は、「異文化理解」をテーマに、午前中に学んだ内容とつなげながら、映像を見てグループで意見交換を行いました。自分とは違う言葉・考えや文化を持つ人と接した時どんな感情になるのか、もし自分だったらどんな行動をとるのか、立場の違いによって生じてしまう諍いなど、現実に起こっている社会課題の話もしながら、答えのない問いについて考え、発表してもらいました。

プログラムの最後はみなさんの笑顔を沢山見ることができた民族衣装体験の時間です。
世界の民族衣装や楽器を持っての記念撮影では、積極的に衣装や楽器を手に取り、身に着け、音を鳴らすなど、楽しい時間になったようです。先生からは、「学校で学んだ内容とJICA中国訪問での学びがつながり、知的好奇心が刺激された1日になりました」という嬉しい言葉が届きました。
また是非、楽しみながら学ぶ時間をご一緒できれば嬉しいです。JICA中国へお越し頂きありがとうございました。