地球市民講座

まわる資源・まもる未来

2022年12月2日

実際どうなん?県内アクターから聞くあれこれ。

岡山大学の藤原先生

藤クリーンの小林未侑さん

トークセッションの様子

岡山県国際交流協会主催・JICA中国共催の地球市民講座が開催されました。

講演には、岡山大学学術研究院環境生命科学学域教授の藤原健史先生と、岡山県内で廃棄物のリサイクルや環境教育を行っている藤クリーンの小林未侑さんが登壇されました。藤原先生からは、プラスチックの耐久性や土に還るまでにかかる期間などの基本的な性質から、カンボジアでJICA草の根技術協力事業として実施中の海洋プラスチックごみ分別促進プロジェクトのことまでご講演いただき、藤クリーンの小林さんからは動画でリサイクルに向けた解体のようす様子なども見せていただきました。お二人の活動や工夫に参加者は興味津々でした。

後半のトークセッションでは、岡山県JICAデスクの学生交流会を代表し、岡山大学一年生の筒井くんが参加しました。JICA中国主催の因島フィールドワーク合宿に参加し、地域を巻き込むイベントを経験した筒井くんは、地域を巻き込むことの大変さについて触れながら、感想や率直な質問をぶつけてくれました。

藤原先生からは、「様々な情報が飛び交う世の中、何が環境にとっていいのか考える事が大切です」とのメッセージがありました。このように環境問題について考えるきっかけとなるイベントになりました。

また、会場一階のロビーでは「JICA関係者が見てきた世界や日本の絶景展」を11月18日から実施し、センター利用のお客様にもたくさんお立ち寄りいただきました。
海外から来日中のJICA研修員の多くが応募してくれた後楽園の桜の写真をみて、「やっぱり後楽園だよねー」と誇らしそうに笑った県民の方が印象的でした。また、岡山にゆかりのあるJICA関係者が送ってくれた世界の風景も、コロナ禍で海外に行けない今だからこそ楽しんでいただけ、「行ってみたい」という声もたくさんいただきました。