【イベント報告】ルワンダ・日本友好関係樹立60周年特別企画「ルワンダ:平和と奇跡の発展」

2022年12月19日

ルワンダのコーヒーを味わいながら平和について考える

バリスタの入れるコーヒー、早く飲みたい!

ただいまVR体験中

パネルディスカッション

今年、日本とルワンダの友好関係樹立から60周年を迎えたことを記念した特別企画を、12月11日、岡山駅前のコンベンションセンターで実施しました。
会場では開演前に、日本サステイナブルコーヒー協会理事長で、コーヒーハンターの異名をもつ川島良彰さんの呼びかけで、関西アミーゴスと倉敷の就労継続支援B型施設クラシスのバリスタや地元ボランティアが試飲用のコーヒーを抽出してくださいました。コーヒーの香りが会場いっぱいにひろがり、スクリーンには現地ルワンダの人々の生活の様子が映し出され、開演前からまるでルワンダにいるかのようでした。また、会場にはVRコーナーも設けられ、ルワンダのコーヒー農園での課題について仮想現実を通して体験することができました。視界の360°に広がる収穫や選別の様子の他、コーヒーの実がぶつかり合う音なども臨場感たっぷり味わえるとあって、行列待ちの大好評となりました。

講演ではまず初めに、JICAガバナンス・平和構築部平和構築室室長の室谷龍太郎さんより、ルワンダの歴史やルワンダのことについて紹介がありました。その後、川島さんよりルワンダのコーヒーの歴史、JICAのコーヒープロジェクトの様子やコーヒー農家のことについて説明がありました。現地に実際行って、ともに活動したお二人ならではの話が盛りだくさんでした。

休憩をはさんだ第二部のパネルディスカッションからは、東京大学名誉教授の池本幸生先生のリードで進行され、第一部の登壇者に加え、ルワンダのコーヒーバリューチェーン強化プロジェクトの元JICA専門家である大木雅俊さんとJICA海外協力隊の元ルワンダコーヒー隊員の中山翔太さんが参加し、様々な角度からルワンダとコーヒーにかかわってきた皆様のお話を伺いました。対面・オンライン含め180名の参加者から様々な質問が寄せられ、大いに盛り上がりました。

当日は高校生・大学生らも多く参加しており、イベント終了後も国際協力について語り合う姿があちこちでみられました。私たちの生活と世界のつながりを感じ、考えられる一日となったのではないでしょうか。