【実施報告】JICA日系社会研修員の研修修了式を行いました!

2022年12月22日

少し緊張しながらも堂々とした発表を行ってくれました

プレゼンが終わりホッとした様子でした

2022年6月20日から12月9日まで、松江市内の企業を中心に研修を行った島田ルカスゆきおさんの修了式をサンラポーむらくもで実施しました。
最終報告会では、この半年間で訪れた場所や出会った人々、学んだことなどについて、研修最後に作成した渾身の動画を交えながら堂々とした日本語で発表を行いました。

日本文化研修では、出雲大社や松江城をはじめとした県内の観光施設への訪問や茶道体験などを通して感じた県内の歴史や文化について、また日系ブラジル人である自身のルーツを辿って益田市を訪問したことについて発表しました。
外国ルーツの生徒を多く受け入れている宍道高校にて自身の体験談を発表したことにも触れ、「とても緊張したけど、防犯意識の違いなどブラジルと日本の文化の違いを多くの生徒に伝えることができた」と話してくれました。

技術研修では、CM撮影や番組ロケハンのADとして県内各地に出かけたり、イベントでのブース出展手伝いやラジオに出演したりと非常に精力的に研修に取り組んだことを伝えてくれました。「ライブ配信の経験から事前準備の大切さや、動画編集作業を通して視聴者にどんな感情を伝えたいか意識することが大事」と語ってくれました。
また半年間の研修を通して技術的なことのみならず、日本の企業に入らなければ分からない「ルール」や「習慣」といった、いわゆる日本社会特有なことについても理解を深めることができたようです。

研修受け入れ企業の方々からは、「はじめは緊張してたどたどしい日本語だったが今はもう完璧!」「ここで学んだことをブラジルや日系社会で活かし、貢献することを期待します!」といった激励の言葉をいただきました。

島田さん、半年間の研修お疲れ様でした。
また研修先のみなさまをはじめ、島田さんのルーツでもあるここ島根で彼を温かく受け入れ、応援してくださったみなさまに感謝申し上げます。どうもありがとうございました。

また5年後、10年後にご縁の国しまねで再会できることを願って。

(記:島根県JICAデスク)