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- 【ガーナ⇔高知県】自分で切り開く進路~アフリカで”生きる”を叶える~ ―高知大学(講師出身校)(2025年5月)
2025年5月23日、高知大学1年生と高校生47名のために、高校大学連携授業「国際協働入門」の1コマとして国際協力出前講座を実施しました。講師は、ガーナに赴任するJICA海外協力隊(服飾)の山本さおりさんで、高知大学の卒業生です。講座では、山本さんがどのように「アフリカで仕立屋になる」という夢を持つようになったのか、夢をかなえるためになにをしてきたかを紹介いただきました。
アフリカとの出会い 服飾との出会い
山本さんは大学3年生の夏休みにベナン共和国でのスタディツアーに参加しました。自分が選んだ布で現地の方にオーダーメイドの服を作ってもらったことがきっかけで、アフリカが大好きになったそうです。その頃はボタン付けもできませんでしたが、山本さんは夢をかなえるため大学卒業後高知県の服飾学校に入学しました。不器用で裁縫技術が身につかないという挫折を味わったとか。
アフリカで求められる裁縫技術やデザインを知るために、セネガル人がつくる洋服や小物を日本で販売する岡山県のアパレルブランドを見つけ、面識のない組織代表にミーティングを申し入れ、セネガルについて行きたいと直談判したそうです。日本で服を仕立てる場合顧客は、服が丈夫で長持ちするかどうかや、着心地を求めます。一方セネガルでは、仕上げの早さと、写真を見ただけでデザインを再現する力が求められることに気づきました。山本さんは、服飾学校を最短の2年で卒業し、アフリカの布を使った服を仕立てて売るという活動を日本で始めました。
海外協力隊への参加、そして今
その後海外協力隊に応募し、ガーナに派遣されました。山本さんは、現地のルールや習慣を受け入れて適応することを信条としています。山本さんが初めてにしたことは、現地の仕立屋に弟子入りして、彼らの技術や顧客が求めることを理解することでした。今は職業訓練校のファッションコースで服飾技術を指導し、充実した毎日を送っています。将来はセネガルで仕立屋を育てたいと考えています。
山本さんに共感、私もはつらつとポジティブに生きよう
山本さんの好奇心と行動力に感銘を受け、学生の皆さんからは「海外と日本では価値観や育ってきた環境や背景が違うからこそ、まずは、ものさしの共通理解をもつということが大切と感じることが出来ました。」「山本さんのやりたいことを決めるだけではなく責任をもって取り組み続ける姿に感銘を受けた。」「これから私も、何か新しいことを始める時などにポジティブな思考をすることや楽しもうという気持ちを大切にしていきたいと感じた。」といったコメントが寄せられました。
現地の仕立屋さんに足ふみミシンの使い方を学ぶ山本さん。
フランス語も英語も話せなくても大丈夫。
「同じ人間だからどうにかすれば伝わるだろう」と思いながらコミュニケーションをとっていたそうです。
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