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- 【ソロモン諸島⇔愛知県】「違い」を知ることから始まる交流-安城市立丈山小学校(2026年9月)
2026年9月10日、愛知県の安城市立丈山小学校に向けて、JICAオンライン国際協力出前講座を実施しました。小学6年生135名が参加し、現在ソロモン諸島で小学校教育隊員として活動中のJICA海外協力隊、吉田采海(よしだことみ)さんを講師に迎え、活動紹介と現地児童との交流を行いました。
【ソロモンの学校や暮らしを知る】
まず吉田さんからは、ソロモンでの暮らしや学校生活の様子などの紹介がありました。
日本では、一人ひとりに教科書が用意され、子どもたちが学校に通うことも当たり前のように感じられます。一方、ソロモンでは、学校に通うことが難しい子どもたちがいることや、教室に教科書が一冊しかないのでみんなで共有するなど、日本とは異なる環境で学んでいることが紹介されました。
また、現地の暮らしについても、川で洗濯や食器洗いをする様子など、写真や映像を交えながら紹介。さらに、ソロモンでは地域のつながりが深く、「地域みんなが家族」のように助け合いながら暮らしていることや、食べ物や物などをみんなで分け合ったり、地域全体で子どもを育てたりする「助け合いの文化」が根付いていることも伝えられました。
このようなソロモンでの体験で吉田さんが気づいたことを、日本の児童にメッセージとして伝えてくれました。世界にはたくさんの「違い」があり、その違いはその国の大切な文化であること、「違い」を知ることが相手を理解する第一歩になるということ。また、物の多さやお金の多さだけが幸せではなく、「今あるものを工夫する力」や「人とのつながり・助け合う心」も大切であることを伝えました。
児童からは、
- 宗教の授業があることに驚いた
- ソロモンは自然豊かで、笑顔がいっぱいでとてもよい国だなと思った
- 「ないもの」に目を向けるのではなく、「あるもの」に目を向けるという言葉が胸に刺さった
- ソロモンの人たちは助け合って、協力して、楽しそうに暮らしていて、ないものは工夫して作ったりしてすごいなと思った
などの感想が寄せられました。
日本とは全く違う住環境ですね
ソロモン諸島ではキリスト教が主流
ソロモンの人々の不便を不便と感じさせない生活の工夫や知恵に驚かされるそう
【ソロモンの子どもたちと、画面越しに出会う】
そして後半には、ソロモンの子どもたちとの交流を行いました。
交流では、双方の学校紹介に始まり、クイズを出し合ったりしました。ソロモンからは、現地で使われているピジン語を取り上げたクイズなども出題されました。
また、日本の児童がけん玉やお手玉などの日本の伝統的な遊びを紹介したり、ソロモンの児童が「幸せなら手をたたこう」を日本語でも披露してくれたり、最後は双方の児童が一緒に合唱するなど、楽しい交流時間となりました。
言葉や暮らしている環境は違っていても、一緒に笑ったり、歌ったり、時間を共有することで、子どもたちは自然につながっていたようでした。
日本の児童からは、
- ソロモンの児童たちが日本語で歌った歌が上手ですごいなと思った
- 一緒に歌ったり、交流したりして、お互いを知ることができた
- もっと会話ができるように、これからも英語の授業を頑張りたい
などの感想が寄せられました。
そして、ソロモンの学校では、普段、自分が感じたことや思ったことなどを文章にして表現する機会が多くないそうですが、今回はソロモンの児童からも感想が寄せられました。
- ソロモンの学校と比べて、日本の学校にはたくさんの教室があった
- 日本の遊びを知れたことが楽しかった
- 日本の子どもたちと話せてたのしかった
- いつか日本に行ってみたい
- オンライン交流をもっとやってみたい
など、日本に興味をもってくれた児童がたくさんいたようです。
児童にとって遠く離れた国を「知識として知る」だけでなく、実際にそこで暮らす同世代の子どもたちと出会う機会となりました。
「もっと英語を頑張りたい(日本の児童)」「いつか日本に行ってみたい(ソロモンの児童)」という思いが生まれたことからも、今回の交流が、双方にとって新たな関心や次の一歩につながったことがうかがえます。
「違うからこそ知ってみたい」。そんな気持ちが、これから世界のさまざまな国や人々に関心を向けるきっかけになったのではないでしょうか。
「ありがとう」はピジン語でなんという?というクイズを出題してくれたソロモンの児童
「ちがい」を知ることは、相手を理解する第一歩、というメッセージを伝えてくれました
ソロモンの児童からも感想が寄せられました!