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- 【フィリピン⇔島根県】現職参加の消防士、フィリピンで防災教育!ー島根県大田市立静間小学校(2025年7月)
2025年7月2日と7月7日の2日間にかけて、島根県大田市立静間小学校の6年生の児童の皆さんに向けた、JICA国際協力出前講座を行いました。6年生の8人が参加し、同じ島根県大田市出身のJICA海外協力隊、山本士温(やまもとしおん)さんを講師に迎え、初日は山本さんの体験談を中心に、そして2日目は、現地フィリピンの小学校とオンラインで繋ぎ、交流を深めました。
現職参加で協力隊に参加している山本さんは、島根県大田市消防本部に所属している現役消防士です。日本と同様に“災害大国”と言われるフィリピンのベンゲット州ラトリニダッド町役場災害危機軽減管理事務所に所属し、防災・災害対策隊員として活動されています。
【どうして国際協力をするの?をわかりやすく説明してくれました】
1日目は山本さんが消防士を志した理由や現職参加でJICA海外協力隊に参加した経緯などの自己紹介に始まり、現地の様子の動画なども交えながら、活動について紹介してくださいました。その中で、「なぜ国際協力って必要なの?」というテーマについて、日本も戦後、さまざまな国に助けられたことに触れ、お互いに助け合うことの大切さを伝えてくれました。そして、地球は繋がっているのだから、「途上国の問題」は「わたしたちの問題」であるということなど、わかりやすく説明をしてくれました。人のためになる仕事という点で消防士と協力隊の両方に通ずる活動を続けてこられた山本さんの人柄が表れた講座でした。
事前にフィリピンについて学習していた児童の皆さんも、地元出身の山本さんの講座とあって、地元トークを交えながら、山本さんのお話の合間に元気に相槌をうったり、質問を投げかけたりと終始和やかな雰囲気の中、行われました。
現職参加の消防士・山本さん
山本さんは現地の学校を巡回し、防災教育を行っています
どうして国際協力をするのかをわかりやすく説明してくれました
【現地の小学6年生59人と交流しました!】
2日目は、山本さんが防災教育を行っている現地の小学校のひとつ、フィリピンのラトリニダッドにあるエピファニークリスチャンアカデミー小学校の6年生59人と交流をしました。
まず最初に、静間小学校の児童の皆さんが事前に準備をしてきた、学校や島根県の紹介資料を発表し、続けて山本さんが現地の学校紹介や事前に撮ってくれた児童のメッセージ動画などを流して、それぞれの紹介をしました。
その後、お互いにクイズや質問をしあいながら、束の間の交流を楽しみました。
静間小学校の6年生による島根県の紹介
フィリピンの小学生からのメッセージ映像
現地の小学生が地元の名産品クイズを出してくれました
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