【イベント報告】『「もしも」を考える難民のはなし ~境界をこえる人々のストーリーと、今の世界~ 』を開催しました!
2026.06.18
6月20日の「世界難民の日」を前に、難民問題を「自分ごと」として捉え、世界の現状や課題について理解を深めることを目的に、6月14日(日)、JICA北海道(札幌)にて「もしも」を考える難民のはなし ~境界をこえる人々のストーリーと、今の世界~ を開催しました。
イベント序盤では、ほっかいどう地球ひろばの見学ツアーを通して、SDGsに関する取り組みや展示物や解説を通して、世界が直面するさまざまな課題について理解を深めました。
ほっかいどう地球ひろばツアー
続いて、「What would you take?」というカードゲームを実施しました。「ある日突然、避難を余儀なくされたら」という設定のもと、参加者には高齢者や子ども、大人などの役割カードが無作為に配られます。カードにはそれぞれの立場に応じて持ち出せる荷物の量が決められており、テーブルに並べられた水、携帯電話、充電器、懐中電灯、毛布、パスポート、お金、聖書などのさまざまなカードから、自分が持ち出したいものを選択しなくてはなりません。
参加者からは、「家族との思い出の品を持っていきたい」「生活に必要なものを優先したい」といったさまざまな意見が挙がり、「うわっ、どうしよう」と悩みながら真剣に選ぶ姿も見られました。この疑似体験を通して、難民となった人々が限られた時間や状況の中で迫られる厳しい選択や葛藤について考えるきっかけとなりました。
避難時に持っていく荷物を慎重に選ぶ様子
JICAウクライナ事務所長の服部修による講話を実施しました。
紛争が続くウクライナの現状や、JICAが現地で取り組んでいる支援の様子が、写真を交えて紹介されました。
「あなたが突然逃げなければならない立場になったら何を持って逃げますか?」という問いについて考える場面では、難民が移動している実際の写真が提示され、「このバリアを越えるとしたら、本当にその荷物は持てますか?」という問いかけに、参加者はカードゲームで選んだ持ち物を見直す様子が見られました。
参加者からは、「紛争影響地域の最前線で活動するスタッフの経験に基づく話は、普段のニュースだけでは見えにくい世界の厳しい現状に触れる貴重な機会となった」との声が寄せられました。
ウクライナの現状についての講和
イベントの締めくくりには、ウクライナの伝統菓子「シルニキ(カッテージチーズ入りパンケーキ)」と紅茶を囲みながら交流の時間を設けました。お好みに応じて現地のスタイルでジャムやブルーベリーを付けて楽しんでいました。参加者からは「シルニキがしっとりしていて、美味しかった。心が和んだ。」という声も聞けました。
その後、国連UNHCR協会が制作した動画「彼らが手にしたもの」を視聴し、これまでの学びを振り返りました。参加者からは、「カードゲームを行った時と、服部所長のお話や動画視聴の後では、最初に選んだ持ち物への価値観が変わった」といった感想も寄せられました。
甘いものでほっと一息
6月20日は「世界難民の日」です。当日は全国のランドマークにおいて、UNHCRによるブルーライトアップが予定されています(札幌市では、さっぽろテレビ塔、札幌市時計台、札幌市資料館、札幌駅前通地下歩行空間)。
今回のイベントが、難民を生まない平和な世界の実現に向けた一歩となれば幸いです。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
【関連リンク】
・ほっかいどう地球ひろば【企画展示】
・国連UNHCR
事業事前評価表(地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)).国際協力機構 地球環境部 . 防災第一チーム. 1.案件名.国 名: フィリピン共和国.
事業事前評価表(地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)).国際協力機構 地球環境部 . 防災第一チーム. 1.案件名.国 名: フィリピン共和国.
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