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- 訓練生インタビューvol.23 ~2021年度4次隊 久保亮太さん~【いろいろな志を持った仲間に会えたことが 一生の財産に】
隊次:2021年度4次隊 派遣予定国:モザンビーク 職種:PCインストラクター
久保 亮太さん
JICA海外協力隊に参加した経緯を教えてください。
初めから国際協力をしたいと意気込んでいたわけではありませんが、キャリアアップの一つとして母から協力隊を勧められたことがきっかけです。説明会に参加し、自分もやりたいと思い応募しました。職種は、仕事でパソコンの設定を行っていたことや、パソコンが好きだったことからPCインストラクターを選びました。
応募に至るまでに乗り越えた壁があれば教えてください。
当初、社内に現職での参加制度がなく、協力隊に参加するには離職するしか方法がありませんでした。しかし、自分の志を上司や役員の方が理解してくださり、最終的に休職し参加することになりました。組織を動かす事は一人では難しく、本当に多くの方に支えていただきました。この経験は任地で活動する上で強みになると思います。
コロナの影響で派遣が延期となり、再開の連絡が来るまでどのような気持ちでしたか。
この1年間は、会社と自分のやりたいことを調整しながら前に進むための準備期間に充てることができました。一人では乗り越えることのできない壁が、応援してくれる人のおかげで乗り越えることができましたし、多くの方々の支えにより今ここに立てているので、今はすごく謙虚な気持ちで応援してくださる方へ感謝の意を表すためにも頑張りたいと思っています。
駒ヶ根訓練所での訓練生活はいかがですか。
いろいろな志を持った仲間と出会えたことが自分にとって財産となっています。また、自分の趣味や特技が意外なところで役に立っています。写真撮影の趣味が高じて、訓練所で作成しているVR動画の撮影に協力したり、テニスを教えたり、いつどこで自分の特技が発揮されるかわかりませんが、引き出しがたくさんあると人の役に立つきっかけになると思いました。
語学はやはり大変です。しかし、私の会社にはブラジルなどポルトガル語を母語とする海外拠点があるので、将来的に日本と現地を繋ぐ架け橋になっていけたらと思い、語学をマスターするために必死に学んでいます。
任国での活動、帰国後のキャリアプランを教えてください。
任国の人にはパソコンにもっと親しんでもらい、インターネットを通して現地の人たちが様々な国や人々と繋がるきっかけを作ることができればと思っています。
帰国後は、今の職場に戻り、自分の活動成果を社内にPRして、ボランティアの休職を制度として認めてもらいたいです。そして社内から協力隊に参加する人を輩出したいと考えています。それが、自分にとって協力隊活動のひとつの社会還元です。また、協力隊経験を活かしてアフリカに新たな会社の拠点を作ることができれば、開発途上国の雇用創出ができ、大きな成果につながるのではと思っています。現職参加だからこそできる何かがあるのではないかと考えています。組織と組織をつなげる橋渡し役になれたら嬉しいです。
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