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みなさま、こんにちは。JICA二本松青年海外協力隊訓練所(JICA二本松)所長の田中理です。2025年11月にイランから帰国し、二本松に参りました。
福島県二本松市、安達太良山のふもとに位置するJICA二本松は、東京都広尾*、長野県駒ケ根市に続く、第三のJICA海外協力隊訓練所として1995年1月に開設され、海外でのボランティア活動を志し、選考に合格された方々に国際協力の基礎や語学、安全・健康管理などの幅広い分野にわたる派遣前訓練を提供しています。
これまでの30余年の間に、約15,000名が二本松で訓練を受け、世界80か国に派遣されて、各国の発展に貢献してきました。2000年には協力隊の縁で二本松市と長野県の駒ケ根市が友好都市提携を結び、2011年の東日本大震災後にはJICA二本松は多くの被災者の一時避難所として機能しました。その際には、アラブの春の動乱のために一時帰国していた協力隊員や経験者及びJICA職員有志も、一緒に苦難に立ち向かいました。その後、2020年の新型コロナウイルス流行による短期的な中断を乗り越え、現在に至っています。JICA二本松は、二本松市民、福島県民のみなさまに支えられながら、ともに年月を重ねてまいりました。
また、JICA二本松は、福島県内のJICAの拠点として、子供たちに対する国際理解教育を支援するとともに、世界各地の現状を紹介している訓練所内の展示施設への見学受入れ、講演会への講師派遣や福島県及び各自治体・市民団体等との共催行事などを通じて、福島県の人材育成や多文化共生などの取組みを支援しています。
JICA二本松は、これからも地元のみなさまとともに世界と日本、そして福島に貢献してまいります。ぜひ、JICA二本松をご利用ください。
協力隊への参加を希望するみなさま、JICA二本松はみなさまの決意を後押しします。
現在世界中で活躍されている協力隊員のみなさま、ますますのご活躍をお祈りするとともに、みなさまの第二の故郷ともなった二本松で、無事のお帰りをお待ちしています。
みなさま、二本松で会いましょう。
独立行政法人国際協力機構
二本松青年海外協力隊訓練所
所長 田中 理(たなか おさむ)
*広尾青年海外協力隊訓練所は2005年にその役目を終えて閉所しています。
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