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- 星加 侑姫さん「エチオピアでの活動報告」
- 職種
理数科教師 - 派遣国
エチオピア - 派遣期間
2013年7月〜2015年7月 - 出身
愛媛県
道具調達から始まる理科実験
小学校にて、Grade7、8(中学1、2年生)を対象にラボラトリーテクニシャンとして活動しています。
主な活動は、理科教員に実験を紹介し、生徒実験を実施することです。とはいうものの、不十分な薬品や実験器具を使って実験を行うのは至難の業。近くの大学と連携し、薬品や実験器具を確保したり、校外活動として小学校では実施できない実験を大学で行ったりしています。
サイエンスセミナー
また、配属先外の活動として、同じ任地で活動するシニアボランティアと協働で、市内の小学校理科教員を対象に月に1度サイエンスセミナーを実施しています。
セミナーはワークショップ型で、参加者自身に実験してもらい、各学校の理科授業に導入してもらうことがねらいです。
右写真のセミナーでは、燃焼実験を取り上げ、安価で入手しやすいペットボトルや釘、物差しを用いた簡易天秤を作製しました。参加者は熱心に実験に取り組み、結果を考察していました。
日常生活の大好きな風景
私の任地は標高2000mを超える高原にあります。乾季になれば、カラッと晴れた空に、涼しい風が吹き、大地の緑と青い空のはっきりとしたコントラストはいつ見ても見飽きません。
そんな晴れた日の休み時間は、外で日向ぼっこしながらおしゃべりをします。現地の先生たちと過ごす大切なコミュニケーションの場です。
休み時間
家族や仕事仲間
同僚の娘であるムーラッフは中学2年生の女の子です。英語が上手で、よく現地語を教えてくれます。そんな彼女は私にとって妹であり、大切な親友でもあります。恥ずかしがり屋で心優しい彼女にいつも元気をもらっています。
同僚の娘さん。私の妹で親友
私が大好きな現地のごはん
エチオピアの主食はインジェラです。原料はテフという穀物で、粉状のテフを水で溶いてクレープ状に焼きます。発酵しているため酸味があるのが特徴です。
これにワットと言われるシチューをのせて食べます。ワットには羊肉、牛肉、鶏肉や豆など様々な種類があります。中でも一番のお気に入りが「バヤイネット」です。豆と野菜のワットが盛りつけられた断食用のワットで、よく同僚宅でご馳走になっています。
主食のインジェラ
ティータイム
エチオピアはコーヒーの原産地です。コーヒーセレモニーは、おしゃべりをしながら、目で見て、嗅いで、味わって、五感全部を使って楽しむものです。
コーヒーを炒っている時の香ばしい香りや濃厚な味は最高で、日々の生活に切っても切れない存在になりました。
コーヒーセレモニー
現地の自慢のお祭り
マスカル祭は、キリストが処刑された後に十字架が発見されたことを祝福する行事で、エチオピア歴で新年初頭にあたる9月に行われます。
マスカルとは、アムハラ語で「十字架」という意味です。教会の儀式として、長い木の棒を投げ込んで10mを超える木のコーンを作り、燃やします。その際、参列者は歌ったり踊ったりしてお祝いします。
マスカル祭
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