【研修事業】愛媛大学協力のもと青年研修「農業・農村コース」を実施しました!

2023.12.19

11月20日から12月4日までの約2週間、青年研修「農業・農村開発B」コースを愛媛大学協力のもと実施しました。中南米7か国(アルゼンチン、ウルグアイ、エクアドル、コスタリカ、ニカラグア、ペルー、ホンジュラス)から参加した11名の研修員たちは自国では主に農業関係の公的機関や大学・研究機関で働いており、将来の活躍が期待されている人材です。

<この研修は以下の目的で実施されました>

発言者の意見を熱心に聞く研修員たち

発言者の意見を熱心に聞く研修員たち

研修では大学での講義だけではなく、八幡浜市、内子町、興居島(松山市)など愛媛県各地の視察も組み込まれ、地域振興やアグリビジネスの具体的な方策について関係者から直接話を聞く機会が多くありました。

内子町の視察では、地域活性化に大きな成果を上げている「道の駅内子フレッシュパークからり」や、農産品を置く出荷農家さんを訪問しました。道の駅の組織やその仕組み、運営について講義を受けたのち、実際に各農家を訪ね、里芋掘りを経験したり、農家の方から内子町での農業について直接話を聞く機会があったりと学びが多いものとなりました。

内子町にて道の駅への出荷農家さんと

内子町にて道の駅への出荷農家さんと

研修最終日には、研修での学びを自国で生かすためのアクションプラン発表を研修員一人ひとりが行い、多くの研修員が、農業の6次産業化に関心を持ったほか、本研修を通して得た新しい視点についての発表が多いありました。また農産物やその加工物を生産する生産者の思いをストーリーとして付加価値を与えることへの関心も高く自国での実践に生かしたいという声も多く聞かれました。

ニカラグアからの研修員の発表の様子

ニカラグアからの研修員の発表の様子

修了式ではJICA四国センター山村直史所長、愛媛大学小林修教授より祝辞が述べられ、両機関から修了証書を授与しました
研修員からは、「想像以上の感動があった」「ここからが始まりだ」といった感想が日本での滞在やJICA、愛媛大学の支援への感謝の言葉と共に伝えられました。

今後、研修員それぞれが学んだことを糧にアクションプランを自国で実施します。研修は終了しましたが、研修員同士、また愛媛大学の先生方ともこれからも繋がっていましょうと互いに声を掛け合う場面もありました。一人ひとりが国を引っ張るリーダーとして成長してくれることを期待し、さらなる活躍を祈念しています。

(左)愛媛大学小林修教授 (右)JICA四国山村直史所長

(左)愛媛大学小林修教授
(右)JICA四国山村直史所長

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