鳴門教育大学とJICA海外協力隊派遣にかかる覚書を締結
2025.03.07
JICAは国立大学法人鳴門教育大学とモザンビーク国における初等中等教育の質及び教育指導レベルの向上に資することを目的に、同学の学部学生、大学院生等をJICA海外協力隊として派遣することに合意し、覚書を締結いたしました。
隊員活動を通して、現地教員等の初等中等教育を中心とした教育指導レベルの向上が期待されるとともに、派遣される隊員には、豊かな国際感覚や異文化対応能力、外国語でのコミュニケーション能力の向上等、グローバル教員としての能力向上が期待されます。
3月4日(火)に鳴門教育大学でおこなわれた覚書締結式では、佐古秀一学長と田村えり子JICA四国センター所長が覚書に署名しました。佐古学長からは、「大学はJICAと協力してモザンビークの理数科教育の質向上を目的とした技術協力プロジェクトを実施している。プロジェクトとも連携して協力隊員を支援し、現地の教育の質向上に寄与していきたい」との抱負が述べられ、また、田村所長は「現地で活動した隊員が、モザンビークで得られた知見を還流し、地元でグローカル人材としてのさらなる活躍にも期待したい」と述べました。同席した大塚和哉JICAモザンビーク事務所長からは「技術協力プロジェクトで開発されたカリキュラムや教科書を協力隊員が学校現場で現地教員とともに活用することで、モザンビークの教育の質改善に大きく貢献できる」との期待が示されました。
今回の覚書では、2030年3月までに長期派遣隊員5名と短期派遣隊員10名の派遣が計画されています。
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