【イベントレポート】 坂出市でワークショップ「アフリカ布であそぼう!」が開催されました
2025.09.09
JICA四国センターでインターンシップ活動をしている小原です。インターンシップの一環として、2025年8月25日(月)に開催された坂出市主催の「世界とつながるWEEK~みて、ふれて、たのしもう~」に同行させていただきました。今回はその様子をレポートします。
8月25日(月)に坂出市主催の「世界とつながるWEEK~みて、ふれて、たのしもう~」のイベントの一つとして、ワークショップ「アフリカ布であそぼう!」が坂出市役所で開催されました。
このイベントでは、香川県の国際協力推進員である由地一樹(ゆうじ かずき)国際協力推進員によるアフリカについての出前講座と、アフリカ布を使った貼り絵を通して、子どもたちに世界を身近に感じてもらうワークショップが行われました。イベントには3歳から8歳までの子どもたちとその保護者の皆さま、合わせて20名が参加しました。
「多文化共生」を掲げている坂出市では、国際交流分野に特化した地域おこし協力隊(国際交流推進マネージャー)として竹内空さんを委嘱し、地域住民と在住外国人住民の交流促進などの、が活動されていますに取り組んでいます。今回、国際交流推進マネージャーの竹内空さんからのご依頼により、このイベントが実現しました。
イベントのはじめに、由地推進員によるJICAの説明やJICA海外協力隊として派遣されたルワンダを中心に、アフリカについての説明がありました。特にルワンダの料理や動物、学校の話題に関心を持つ子どもたちが多く、興味深く聞いていました。
次に由地推進員からワークショップで使用する布についての説明がありました。アフリカの布の種類、柄に込められた意味などが紹介されました。例えば、「カンガ」と呼ばれるケニアやタンザニアで使用されている布には、感謝や愛などが込められたことわざや格言が書かれています。参加された皆さんは、布がアフリカの人々の価値観を反映した存在として大切にされていることを学ばれていました。
由地一樹(ゆうじ かずき)国際協力推進員
由地推進員の話を聞く参加者の皆さん
由地推進員による説明の後、ワークショップが始まりました。参加者の皆さんは好きな柄のアフリカ布と生き物の図柄がプリントされた下絵用紙を選び、アフリカ布を下絵用紙の図柄に合わせてハサミで切ってのりで貼る作業に入りました。子どもたちからは「布の色がきれい」「布の柄がかわいい」などの声が聞かれ、アフリカ布を思い思いに切り取って作品を完成させていました。
アフリカ布での作品作りに夢中になって取り組む子どもたち
素敵なアフリカ布を手に、思わず笑みがうまれます!
ワークショップの後半には、アフリカで生育する「バオバブの木」の絵がプリントされた下絵用紙に、参加者の皆さんが好きなアフリカ布を切って貼り付ける、共同作品づくりが行われました。子どもたちは「木の枝の部分はどの色や柄の布がいいか」を考えながら、楽しく作業を進めていました。完成した共同作品を見て、子どもたちから「とても楽しむことができた」という声があがりました。子どもたちにとって、このイベントは「世界とのつながり」を感じることのできる経験となったのではないでしょうか。
由地推進員とともに「バオバブの木」の共同作品づくりに取り組む子どもたち
最後に完成した作品とともに記念撮影!
国際交流推進マネージャーの竹内さんは、
「今後も地域の皆さんに海外の国や地域について知っていただけるような啓発活動をしていこうと考えています。坂出市から世界とつながる取り組みを進めていきたいと思っています」
由地推進員は、
「"見て、触れて、楽しむ"経験は海外に興味関心を持つきっかけになります。子どもたちにはこのような経験を通して世界を身近に感じて欲しいですし、これからも多文化共生や国際協力を知ってもらうイベントを企画していきたいと思っています」
左から由地推進員、坂出市国際交流推進マネージャーの竹内空さん
ご参加くださった皆さま、そして坂出市役所の皆さん、ありがとうございました!
関連リンク
・イベント情報 | 日本国内での取り組み - JICA
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