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【香川県:実施報告】2025 年度教師海外研修授業実践 in 三木町立田中小学校(香川)

2026.01.22

今回の「ラオスの学校体験」活動について説明する金井先生

2025 年 12 月 12 日(金)、香川県三木町立田中小学校の 6 年赤組にて、2025 年度 JICA 四国・中国の教師海外研修プログラムに参加した金井 彩夏先生による特別授業が行われまし た。

今回の授業テーマは「ラオスにおける生活を知ることで、自分の幸せは何かを考える」というもの。児童たちは異文化理解を通じて、物質的な豊かさだけでは測れない「心の豊かさ」 について深く考える機会を得ました。

授業の冒頭では、事前に児童一人ひとりが作成した「幸せを感じるとき」のランキングをクラス全体で共有。「自分の欲しい文房具を手に入れたとき」「おなかいっぱいご飯を食べたとき」「お風呂に入っているとき」など、日常の中で感じる幸せが並び、児童たちは互いの意見にうなずきながら楽しそうに発表していました。

続いて「ラオスの学校体験」と題し、ラオスの教育現場を疑似体験。多民族国家ならではの 言葉の壁、助け合いの精神から生まれるカンニング行為への許容、時間に対する緩やかな感覚など、日本とは異なる習慣を体験しながら、児童たちは文化の違いに驚きつつも、その背景にある価値観を考えていました。

さらに、日本とラオスの写真をランダムに提示し、「これはどこで撮られた写真か」を当てる活動を実施。児童たちは、途上国の課題だけでなく、ラオスの人々が持つ笑顔や助け合いの姿勢など、良い面にも目を向けていました。

金井先生は「物質的な豊かさだけでなく、人と人とのつながりが生む心の豊かさにも注目してほしい」と語り、児童たちの価値観を揺さぶっていました。

授業の最後には、事前に作成した「自分の考える幸せ」シートを見直し、修正する時間が設けられました。多くの児童が「誰かと時間を共有すること」を上位に挙げるなど、幸せの捉え方に変化が見られたことが印象的でした。

そして授業の締めくくりに、金井先生は「経験に勝るものなし」というメッセージを児童たちに伝え、実際に自分で体験することの大切さを強調しました。

異文化理解を通じて、自分自身の価値観を問い直す金井先生の授業は、児童たちにとって忘 れられない学びとなったことと思います。

ラオスで撮影した写真を活用しながら、 現地での生活を説明する金井先生

当日参観した研修アドバイザー 山中氏 に自分の考える幸せについて発表する児童たち

ラオスと日本の違いを積極的に発表する子どもたち

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