【香川県:実施報告】2025年度教師海外研修授業実践 in高松市立円座小学校(香川)
2026.02.12
日常で出会う「あたりまえの違い」について説明する四宮先生
2025年12月17日(水)、香川県高松市立円座小学校の5年生の教室にて、2025年度JICA四国・中国の教師海外研修プログラムに参加した四宮 健先生による実践授業が行われました。
今回の授業テーマは「ロールプレイを通じて『あたりまえ』について考えよう」。役割カードをもとに児童それぞれが異なるバックグラウンドを持つ人々になりきって発言しグループの予定を決めていくという活動を通し、多様な価値観やルーツをもつ人々が共生する 社会で生活するために大切なことについて考える時間でした。
授業の冒頭では、ウォームアップの活動として起床後、学校からの帰宅後の習慣についてグループで発表し合いました。同じ小学校に通う同級生でも実は色々な違いがあるということに改めて気づく機会を得ていました。
次に今回のメイン活動としてロールプレイ活動が行われました。4人グループを作り、行事への参加に関する4つの事柄(集合時間、服装、食事、イベント後の掃除)について結論を出すというもの。グループの児童一人ひとりには異なった役割カードが配布されており、それぞれの文化・習慣に応じて発言内容が異なっています。苦労しながらも一生懸命に割り当てられたカードの役割を演じたり、他のメンバーを説得しようとしたりする姿が印象的でした。その後、それぞれが割り当てられた「あたりまえカード」の内容をグループで共有しました。意見の食い違いの理由がわかった児童たちからは、「意見が違うときには譲り合うようにする」や「他人のあたりまえを尊重する」という意見が多く出ていました。
終盤では、四宮先生より外国人(異なる価値観を持つ人々)との共生が日常になってきている現在の状況についてスライド資料を用いながら分かりやすく説明されていました。在留外国人の人数グラフなど一見すると難しく感じるような資料も小学校5年生に分かりやすい言葉で伝え、身近な自分事として上手に捉えさせていました。今回の授業の気づきは他国の人々との共生だけではなく、周りの人々との暮らしにおいても大いに役立つ学びとなったと思います。
グループごとに「あたりまえカード」を用いて ロールプレイ活動をしている様子
香川県における在留外国人人数の推移について説明する四宮先生
授業の振り返りについての記述の様子
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