【開発教育】研修員が茨城県立藤代高等学校を訪問しました

2023.10.12

9月7日(木)、JICA筑波に滞在中のアジア・アフリカ・中南米地域の研修員18名が茨城県立藤代高等学校を訪問しました。研修員たちのそれぞれの出身国、日本の特徴などについて、互いに写真・動画を交えて説明し合い、日本文化を体験するなど、楽しく有意義な時間を過ごしました。当日の様子をご紹介します。

■【研修員の母国紹介】

高校に到着すると、生徒の皆さんが心を込めて書いてくれた黒板アートが研修員たちを歓迎してくれました。担当の先生方から歓迎のお言葉をいただいた後、生徒の案内で各教室に向かい、グループに分かれて交流が始まりました。研修員たちは民族衣装を着て、自国の概要、食べ物、伝統舞踊、スポーツなどについて、写真や動画を交えながら紹介。生徒の皆さんは研修員の話に熱心に耳を傾け、時には質問を投げかけて、積極的にコミュニケーションを図っていました。

藤代高校の生徒の皆さんによる黒板アート 

ナミビア出身の研修員による国紹介の様子

■【生徒による日本の特徴についてのプレゼンテーション】

次は、生徒の皆さんによる日本の特徴についての英語での紹介がありました。各クラスで6つの班が6つのテーマ(海、山、農業、教育、城、鉄道)を担当し、研修員へ向けて、絵や写真を使い、わかりやすく楽しく伝えてくれました。「研修員たちにより日本を知ってもらいたい!」と時間をかけて準備してくださったそうです。参加した研修員は興味深そうに耳を傾けていました。

■【日本文化紹介・体験】

最後は、生徒の皆さんが、研修員が日本文化を体験できるよう、袴の試着、羽子板、書道、コマ回し、将棋などを用意してくれていました。こちらも各グループがテーマを選び、説明をしたうえで、研修員たちが実際に体験。言葉の壁がありながらも、英語や簡単な日本語、ジェスチャーを用いながら思い思いに交流。フィリピン研修員のアップルさんがコマ回しに成功すると大きな歓声があがりました!交流が進むにつれて、さらに親睦が深まっていき、笑顔溢れる素敵な時間となりました。

袴の着用体験の様子

羽根突きを体験する研修員

初めての書道を体験するパラグアイ出身の研修員

今回交流した研修員18名は、研修の修了を間近に控えていました。自分たちの帰国する前に、日本の温かい思い出をまた1つ増やすことができました。茨城県立藤代高等学校の皆さん、このような貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

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