【開発教育】稲作を学ぶ研修員が土浦市立都和南小学校を訪問しました!

2023.11.20

11月8日(水)、JICA筑波で稲作栽培技術を学んでいるエチオピア、ガーナ、ザンビア、シエラレオネ、リベリア、東ティモール、ウガンダの研修員(計10名)が土浦市立都和南小学校を訪問し、児童と交流を深めました。

初めに「じゃんけん列車」を楽しんだ後、児童代表から歓迎の挨拶。その後は、グループに分かれて、日本と各国のお米料理自慢を行いました。児童は皆で考えて準備したポスターを使って、英語での説明に挑戦。卵かけご飯の説明を聞いたディンさん(ウガンダ)は「本当に卵に火を通していないのですか?自分の国では生卵を食べる文化はありません」と驚きのコメント。研修員たちも自国のお米料理を紹介し、児童たちも初めて見る料理の写真に興味津々でした。

児童から日本のお米料理について話を聞く研修員たち

児童の皆さんが用意してくれたポスター

次に児童による日本文化の紹介が行われました。研修員たちは「折り紙で作ったお寿司屋さん」、「お化け屋敷」、「トントン相撲」、「習字」、「けん玉」、「福笑い」のコーナーをまわり、日本文化体験を楽しみました。「習字コーナー」では、児童に自分たちの名前を漢字で書いてもらい、初めての福笑いやトントン相撲にも挑戦し、大盛り上がりでした。

けん玉に挑戦する研修員

折り紙で美味しそうに作ったお寿司屋さん

お昼は、児童と一緒に給食を食べました。この日のメニューは、ごはん、牛乳、いわしの蒲焼き、海苔酢和え、白玉汁。ターティさん(リベリア)は、「ご飯と魚の組み合わせは、リベリアでも定番。日本の給食はとても美味しい!」と完食。給食だけでなく、児童から牛乳パックのたたみ方を教えてもらったり、小学校では児童が手分けして給食を配膳することを学んだり、日本の給食文化を楽しんだ研修員たちでした。

牛乳で乾杯する児童と研修員

お腹いっぱいになった後は、皆で校庭に出てキックベースで体を動かしました。研修員が蹴ったボールが高くあがると児童から歓声が上がり、笑顔溢れる時間となりました。

キックベースの様子

最後のお別れの会では、児童から「自分達が用意したお米紹介やゲームを研修員の皆さんが楽しんでくれてうれしかった」、「一緒に給食を食べることが出来て楽しかった」などの感想が聞かれました。また、研修員から児童に対し「児童の皆さんが一生懸命準備してくれたこと、積極的に交流してくれたことがうれしかった」、「自国に残してきた自分の子どもを思い出して幸せな時間だった」、「これまで映像でしか見たことが無かった日本の学校に来ることが出来て良かった」、「児童の皆さんが先生に頼らず、自分たちで企画や準備を行ったと聞いて驚いた」、「これからもそういった素晴らしい力を伸ばして欲しい」、「自分達のことを忘れず、いつかアフリカを訪れてくれたらうれしく思う」などのメッセージが送られました。
今回学校訪問に参加した研修員は、帰国を数日後に控え、心温まる日本の思い出を1つ増やすことが出来たことを喜んでいました。

土浦市立都和南小学校の皆さん、温かいおもてなしと素敵な交流会をありがとうございました!

お見送りの様子

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